塩の実験

食塩の結晶工作をつくろう

準備するもの

  • 食塩(水1リットルに対して400グラムの割合)
  • なべ
  • モール
  • なべにモールをつるすための棒(さいばしなど)
  • ダンボール箱(なべが入る大きさのもの)
所要時間
1日〜
むずかしさ
3

手順

  1. モールで好きな形をつくります。

  2. なべに水と食塩をいれて食塩水をつくり、よくかきまぜながら火にかけてわかします。
    食塩は、なべの底に少しとけのこります。火を使うのでやけどをしないように注意しましょう。

  3. なべの水面に食塩の結晶が浮かんできたら火をとめて、1 のモールを糸でなべにつるします。
    (モールはなべにくっつかないようにつるしましょう)

  4. 3 の食塩水をできるだけゆっくり冷ますため、ダンボール箱の中にいれフタをします。
    たくさん結晶をつけるには、なるべくゆっくりと冷ますことがポイントです。ダンボール箱は熱を逃がしにくいので、中にいれたものはゆっくりと冷めます。

  5. なべの中の食塩水が冷めてしばらくたつと、モールに食塩の結晶がくっついてきます。

さらにチャレンジ

手順の2〜4をくり返すことで、結晶はどんどん大きくなっていきます。
大きな結晶をつくってみたい人は、何度かくり返してみましょう。

どうしてこうなるの?

  • 食塩は水に混ぜるととけるという性質を持っていますが、食塩のとける量は水の温度によって変化します。(水の温度が高い方が、やや多くの塩がとけます)
    「食塩が水にとける量について」
  • 今回の実験では、温かい食塩水(食塩がたくさんとけている水)の中にモールを入れて、ゆっくり冷ましました。食塩水の温度が低くなっていくと、その分だけ水にとけることのできる食塩の量が少なくなっていき、とけきれなくなった食塩は、モールの周りで食塩の結晶になりました。