塩の実験

食塩水は電気を通すかな

準備するもの

  • 食塩 50グラム
  • 精製水(コンタクトレンズ洗浄用など)200ミリリットル×2
    (水道の水でも実験はできますが、精製水の方が食塩水との違いがよく分かります)
  • 水を入れる容器 2つ
  • 電池
  • 豆電球
  • 導線(どうせん)
  • 電池ホルダー
  • 電極(金属製のクリップなど。できるだけ大きいものを用意してください)
所要時間
20〜30分
むずかしさ
3

手順

  1. 電池、導線(どうせん)、電極、豆電球をつないで、図のような回路をつくります。

  2. 一方の容器に水200ミリリットルを入れます。もう片方の容器には水200ミリリットルと食塩50グラムを入れ、食塩がとけ切るまで、よくかきまぜます。

  3. 水が入った容器と、食塩水が入った容器に、それぞれ電極をいれて、豆電球が光るかを確かめます。豆電球が光ると、電気が流れたことがわかります。
    (容器の中で電極同士をくっつけないように注意します)

さらにチャレンジ

食塩水のほかに、砂糖水やしょうゆなどでも実験してみましょう。また、水にとかす前の、結晶の状態の食塩や砂糖では、どうなるでしょうか。

どうしてこうなるの?

  • 水は電気をほとんど通さないという性質を持っていますが、食塩がまざり食塩水になると、よく電気を通すようになります。
  • これは水に食塩をとかすと、食塩がプラスの電気を持ったナトリウムイオンと、マイナスの電気を持った塩化物イオンに分かれるためです。このように水の中にイオンがあると、イオンが電気を運ぶ役割をして電流が通るようになります。
  • なお、水道の水は、精製水に比べて色々なものがまざっているため、そのまざっているものが電気を運ぶ場合もあり、豆電球が少し光ることがあります。