塩の実験

食塩を使って氷をつってみよう

準備するもの

  • 食塩(小さじ半分〜1ぱいぐらい)
  • わた(丸めて1センチ〜1.5センチぐらい)
  • 糸(30センチ〜50センチぐらい)
  • わりばし
  • 氷を乗せる皿など
所要時間
30分以内
むずかしさ
1

手順

  1. 水でぬらしたわたを丸めて糸で結び、糸の一方をわりばしに結びつけます。

  2. 氷の上に、1 で準備したわたを乗せ、小さじ半分から1杯ぐらいの食塩をかけます。氷とわたがふれているところに食塩をかけてみましょう。

  3. 30秒〜1分くらい待ったら、糸をそっと持ち上げてみましょう。

さらにチャレンジ

わたがなくてもつれるでしょうか。毛糸、木綿糸、ミシン糸など太さの違う糸でためしてみましょう。
わたの量、ぬらす水の量、上から振りかける食塩の量でつる力はかわるでしょうか?

どうしてこうなるの?

  • この実験では、食塩の力を利用して、わたにふくまれた水分をこおらせています。
    「わたの水分がこおるわけ」
  • 氷はとけるときにまわりのものを冷やしますが、食塩はこの働きを強くします。
    水は0度でこおりますが、食塩があると0度よりも低い温度でないとこおりません。
    そのため、食塩があると、0度よりも低い温度でないと氷がとけてしまいますので、一部の氷は、食塩がないときに比べてはやくとけてしまい、残りの氷と水を0度より低い温度まで下げるのです。
    この実験では、食塩をかけた氷の温度が0度より低くなることにより、わたの中にしみこんだ水がこおり、わたと氷がくっつくのです。