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塩風土記

日本全国の塩にまつわる歴史・民俗的な話題をご紹介。

塩の道 千国街道(新潟県)

日本海側の新潟県糸魚川市から太平洋側の長野県松本市までを結ぶ約120kmの道で、最も長い塩の道とも言われている。牛馬と歩荷(ボッカ)たちによって、海産物等の物資が運ばれた人々の生活を支える道であり、庶民とともに生きた経済道路であった。
歴史上名高い「敵に塩を送る」の故事の由来とされる「上杉の義塩」もこの道を通ったといわれているが、流通の発達した現代ではかつてのような頻繁な往来はない。一部の旧街道が整備、保存され観光地となっている。


旧松本街道の碑

山口関所跡

越後側最後の関所。ここで運搬荷物の改めや、運上銀(通行税)の取立て等が行われていた。

山口関所の近くには、古い民家を移築した「塩の道資料館」がある。当時の生活用品や歩荷(ボッカ)運搬用具など約2,100店の資料が展示されている。運搬用具として使用されていた資料等、706点が2002(平成14)年に国の有形民俗文化財として指定を受けている。


塩の道資料館

展示されている運搬用具など

白池

歩荷(ボッカ)宿跡

街道時代には民家や宿が数件あった。文政7年(1824年)の冬、戸倉山の大雪崩により、歩荷(ボッカ)宿が押しつぶされ多数の犠牲者を出したと言う。その供養の為に建立された白池地蔵は、今は山口関所跡近くに移されている。
(塩の道・千国街道/田中欣一編)


草に埋もれた道祖神
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