塩風土記
静岡県 「塩の道」郷土芸能の祭典
遠州相良(牧之原市)では、遺跡から製塩土器が出土し、また相良海岸では揚浜式塩田での塩づくりが行われるなど、古くから塩づくりが盛んな地域であった。その遠州相良と日本海(新潟県糸魚川市)を結ぶ「塩の道」沿線に関する展示や各地の物産店を行うことにより、「塩の道」による交流文化にどのように影響したかを考察し、これからのまちづくりに生かすことを目的に開催された。
会場となる牧之原市相良総合センター。
「三遠南信の暮らしと塩の意義」と題する講演、「塩の道文化論」と題する討論会が行われた。また、会場内には、かつて相良海岸で盛んに行われていた揚浜式製塩法による塩づくりの道具類の他、日本の各地で作られた塩や海外のものなど、さまざまな種類の岩塩、海水塩、湖塩などの展示もされていた。
【相良海岸で用いられた製塩道具】
カケオケ:塩田の端に置き、塩かけをする海水をためておくための道具
コシキ:海水をまいて天日干しした塩分を含んだ砂をつめ、さらに海水を注いで濃い塩水(かん水)を取るための道具。間にはみでている筵状のものは「こしけ」といい、砂を漉す役目をする。
塩釜:濃い塩水(かん水)を煮詰める道具。展示されていたものは鉄製でやや小型。
サラケ:塩釜で煮詰めて取り出した塩から水分(にがり)を取り除くための道具。袋状の部分に水分を含んだ塩を入れてつるし、下の桶に余分な水分が落ちる仕組み。