技術の変遷

加圧式

戦中戦後の塩不足から国内塩増産の気運が高まり、その一環として塩田を使わないで、海水から直接塩をつくる海水直煮製塩が検討されました。その結果、ある規模以上の加圧式蒸発法であれば、経済的にも実現可能の見通しが得られ、昭和27年から操業を開始し、最盛期には年間20万トンの塩がこの方式で生産されました。

[ 構造 ]
ボイラーの熱源は蒸発缶で蒸発が始まる時だけ利用し、後はボイラーを停止して蒸発缶で発生した蒸気を圧縮機で圧縮高温化し、熱源として反復利用する。(図は専売公社小名浜工場(昭和27年)の例)

[ 生産性及び規模 ]
-昭和30年頃の小名浜工場-
   ・塩トンあたり石炭消費量:50kg
   ・塩トンあたり電力消費量:2400kwh
   ・一昼夜あたりかん水消化量:500kl