技術の変遷
藻塩焼き
藻塩焼きは『万葉集』等に「藻塩焼く」などと表現されているところからこう呼ばれています。しかし、その実態は明らかではなく、「藻を焼き、その灰を海水で固め灰塩を作る」「灰塩に海水を注ぎ、かん水を採る」「藻を積み重ね、上から海水を注ぎ、かん水を得て、これを煮つめる」等の諸説があります。
その中でも、藻を海水の濃縮工程(海水のついた藻を天日に干し、その上から海水を注いで表面に析出した塩を海水で溶かす)に利用したものとする説が有力です。
宮城県の御釜(おかま)神社では、毎年7月に「藻塩焼神事」(もしおやきしんじ)が行われ、その製塩法を現在に伝えています。

御釜神社「藻塩焼神事」での“かん水”をとる様子