世界の塩づくり
「乾式採鉱法」と「溶解採鉱法」
乾式採鉱法
乾式採鉱法は、一般の鉱山で行われているのと同じように、坑道を作り採塩し搬出する方法で行われ、先史時代からこの方法で岩塩が採塩されていました。
現在では、まず岩塩層まで竪坑を堀り、そこから落盤を防止するための支柱を残しながら、岩塩層に沿って掘り進む方法で採塩しており、ルームアンドピラー法と呼ばれています。
坑道の先端部では、回転鋸状のカッターで坑道下層部に切れ目を入れ、その上を発破して効率的な採塩が行われており、採塩した岩塩塊はベルトコンベアや運搬車などで搬出され、適当な粒度に粉砕して製品としています。
欧米では、岩塩層付近の地層が比較的安定していることを利用して、採塩の終了した坑道は各種燃料や核廃棄物の貯蔵庫に使われたり、空気が清浄で静寂な環境であることから喘息患者のサナトリウムとして使われている例があります。また、チリなどで地表近くに岩塩層がある場合には、「露天掘り」で採塩されています。
溶解採鉱法
溶解採鉱法は、まず岩塩層まで井戸をボーリングし、パイプを入れて淡水を圧入して岩塩を溶解させます。そして岩塩層内にできた飽和かん水をポンプで汲み上げ、精製してかん水のままソーダ工業用の原料としたり、せんごうして結晶塩として製品にしています。また、地下水や地中にしみこんだ雨水が岩塩層を溶解してできた塩水(地下かん水)を、ポンプで汲み上げて使用する塩泉水採取法という方法もあります。
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