イオン膜・立釜法

イオン膜を利用して海水から濃い塩水をつくり、その後煮つめて塩の結晶をつくる方法です。

1海水中の塩分は、ナトリウムなどのプラスのイオンと、塩化物などのマイナスのイオンに分かれて溶けています。

2イオン膜には、のイオンだけを通すものと、のイオンだけを通すものがあります。この2種類の膜を交互に並べて海水を入れ、両側から電気を通すと、のイオンは側に向かい、のイオンは側に向かうので、濃い塩水の部屋とうすい塩水の部屋ができます。

3濃い塩水から水蒸気の熱で水分を蒸発させて塩の結晶をつくります。

*立釜:密閉された釜

4こうして塩ができます。これを乾燥させてサラサラにしたものが「食塩」です。