センター概要

はじめに

塩

それは、人間にとって生きていくうえで、必要不可欠なものです。それゆえ、塩は、古くから神聖・貴重なものとして、祭事などの文化的な場面でも登場し、また、その生産・流通は、社会・経済の発展にも関わってまいりました。

近年、私たちの食生活は、レトルト食品の普及や外食産業、コンビニエンスストアの発展などにより、大きく変わりました。しかし、塩は、どの家庭にもある調味料であり、また、食品加工に使われるなど、変わることなく私たちに身近な存在です。この先、私たちの生活がどのように変わっても、おそらく塩と離れて生活することはできないでしょう。

塩は、明治末期から大正、昭和の時代を経て平成 9 年まで、専売制度のもとにありました。当センターは、この長い年月に培われた研究開発力や成果を引き継ぐ唯一の調査研究機関として、平成8年に財団法人として設立され(平成26年4月に、公益財団法人に移行)、製塩技術などの研究及び多分野にわたる塩に関する調査を行い、その成果などの情報提供を行っております。また、設立後、塩事業法 ( 平成 8 年法律第 39 号 )による財務大臣の指定を受け、低廉で安全性に配慮した塩を、全国に安定的に供給するとともに、緊急時に備えた備蓄も行っております。

私たち一人ひとりの生活と塩とのかかわりが多様な今の時代、当センターは、これからの変化を見据えながら、調査研究を行うとともに、みなさまに貴重で身近な塩をより深くご理解いただき、いつでも安心してお使いいただけるよう努めてまいります。