電位ノイズ法腐食モニタリングの製塩工程への適用に関する基礎的検討
研究業績

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西暦年度
2016
和歴年度
平成28
題目
電位ノイズ法腐食モニタリングの製塩工程への適用に関する基礎的検討
筆者
中村 彰夫、井上 博之*  *:大阪府立大学
掲載
日本海水学会誌、71、22-29(2017)
概要

製塩工程模擬溶液の液温、および通気するガス中の酸素濃度を変動させ、浸漬したSUS316製試験片から発生する電位ノイズを計測した。本試験範囲において、電位ノイズのほとんどは、孔食が進展する前の準安定期に発生する、RD型電位ノイズとして検出された。孔食が進展しない温度域において、同一温度におけるRD-I型およびRD-II型電位ノイズの頻度は通気ガス中の酸素が増加するほど高くなった。一方、孔食が進展する条件において、電位ノイズの頻度は温度、酸素濃度の変化による腐食性の変化と一致しなかった。また、浸漬初期は電位ノイズの頻度が増加する傾向が認められた。さらに、試験片にすきま腐食が発生すると進展性の孔食との区別はできなかった。これらのことから、電位ノイズをモニタリングすることにより、製塩工程溶液の環境因子の変化による腐食性の変化をモニタリングできると考えられた。モニタリングはモニタリング対象付近に設置して間接的にモニタリングする方法が有効と考えられる。

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