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研究業績

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平成27年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

イオン交換膜法製塩工程溶液からの マグネシウム分離、回収技術の開発

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苦汁からの有価資源回収技術開発について概説した。

鴨志田 智之 日本海水学会海水資源・環境研究会 海水資源・環境セミナー 2015/04/08
2

製塩環境における金属材料の腐食防食マップ作成に関する検討(第2報)―製塩母液の組成,溶存酸素濃度および温度が自然電位に与える影響―

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種々の金属材料を製塩母液に浸漬し、腐食が発生する臨界電位(孔食電位、隙間腐食再不動態化電位など)と自然電位とを調査した。このことにより、種々の製塩晶析条件に応じて材料選定が可能となる腐食防食マップが作成できると考えている。液温、液組成、および溶存酸素濃度が自然電位に与える影響について検討した結果について報告した。

中島 聖珠、
中村 彰夫、
正岡 功士、
吉川 直人
日本海水学会 第66年会 2015/06/04
3

カールフィッシャー滴定による塩中の水分定量法の検討

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塩中の水分について、カールフィッシャー滴定で測定する方法を検討した。
塩をカールフィッシャー試薬に溶解する溶媒の検討、大気中の水分の混入を出来る限り少量化する方法を検討した。また、実試料の測定を行い、この方法の問題点も明らかにした。

藤居 東奈、
野田 寧
日本海水学会 第66年会 2015/06/04
4

TG-MSを用いた塩の熱分解機構に関する検討(第1報) ―塩を加熱した場合の水および塩化水素の発生機構の検討― ポスター発表

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食用にされる塩には一般に塩化マグネシウムなどの苦汁成分が含まれていることが多い。塩化マグネシウムが含まれる場合、加熱することにより水と反応して塩基性塩化マグネシウムに変化して塩化水素が発生する。また、結晶表面や結晶内に水分が存在して、これが加熱されることによって揮発する。こうした苦汁成分の分解挙動、水の揮発挙動が解明できれば、塩の分析方法や品質制御に有用な情報が得られるものと考える。TG(熱重量測定)-MS(質量分析)を用いて水と塩化水素の発生挙動について検討した結果について報告した。

峯尾 隼人、
正岡 功士、
吉川 直人、
塚本 修*
*:NETZSCH Japan(株)
日本海水学会 第66年会 2015/06/04
5

塩中の微量元素のICP-MSによる分析法の検討

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近年、塩においての微量元素の定量下限値は低くなってきている。多くの試料では高感度なICP-MSにより、微量元素が測定されているが、塩試料では、そのマトリクス濃度が高いため、ICP-MSで測定する際には、前処理が必要であった。近年、分析機器の発展により、ICP-MSでも高マトリクス試料の測定が可能となっている。ICP-MSにより塩試料を前処理せずに分析する方法の可能性を報告した。

野田 寧 日本海水学会 第66年会 2015/06/04
6

イオン交換膜法製塩工程液からの有用資源の分離,回収に関する検討(第2報)-製塩苦汁からの水酸化マグネシウムの分離,回収技術に関する検討-

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イオン交換膜法かん水から塩化ナトリウムを回収した後の溶液(製塩苦汁)から有用資源を分離、回収する技術について検討した。製塩苦汁を対象に連続式反応晶析装置を用いてマグネシウムを水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)として分離、回収する際の操作因子を選定するとともに、反応晶析で生成したMg(OH)2を含有するスラリーの固液分離性と選定した操作因子との関係について検討した結果を報告した。

鴨志田 智之、
渕脇 哲司、
長谷川 正巳、
福元 建*、
楠本 三幸*
*:ダイヤソルト(株)
日本海水学会 第66年会 2015/06/05
7

製塩プラントにおける電位ノイズ測定による局部腐食モニタリングの適用

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製塩プラントにおける電位ノイズ測定による局部腐食モニタリングについて概説した。

中村 彰夫 (公社)腐食防食学会 第11回センシング分科会 2015/09/15
8

海水資源回収プロセスの開発とそれに係るボトルネック課題の検討

長谷川 正巳 (公社)日本水環境学会 第18回日本水環境学会シンポジウム 2015/09/15
9

TG-MSを用いた塩の熱分解機構に関する検討―塩を加熱した場合の水および塩化水素の発生機構の検討―

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食用にされる塩には一般に塩化マグネシウムなどの苦汁成分が含まれていることが多い。塩化マグネシウムが含まれる場合、加熱することにより水と反応して塩基性塩化マグネシウムに変化して塩化水素が発生する。また、結晶表面や結晶内に水分が存在して、これが加熱されることによって揮発する。こうした苦汁成分の分解挙動、水の揮発挙動が解明できれば、塩の分析方法や品質制御に有用な情報が得られるものと考える。TG(熱重量測定)-MS(質量分析)を用いて水と塩化水素の発生挙動について検討した結果について報告した。

峯尾 隼人、
正岡 功士
日本海水学会若手会 第2回海水・生活・化学連携シンポジウム 2015/10/23
10

製塩環境における金属材料の腐食防食マップ作成に関する検討(第2報)―製塩母液の組成,溶存酸素濃度および温度が自然電位に与える影響―

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種々の金属材料を製塩母液に浸漬し、腐食が発生する臨界電位(孔食電位、隙間腐食再不動態化電位など)と自然電位とを調査した。このことにより、種々の製塩晶析条件に応じて材料選定が可能となる腐食防食マップが作成できると考えている。液温、液組成、および溶存酸素濃度が自然電位に与える影響について検討した結果について報告した。

中島 聖珠、
中村 彰夫、
正岡 功士、
吉川 直人
日本海水学会若手会 第2回海水・生活・化学連携シンポジウム 2015/10/23
11

晶析装置における結晶懸濁密度および粒径分布のインライン測定

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製塩現場で行われている結晶懸濁密度、粒径分布の測定方法を概説し、これまで実施してきた粒径制御研究の中で検討したインライン測定方法を紹介した。

長谷川 正巳 (一社)日本粉体工業技術協会 第61 回 粉体技術専門講座 ~基礎から学ぶ「実用・晶析技術」~ 2015/11/12
12

「塩味のサイエンス(機能と味)」について

長谷川 正巳 (一社)日本病態栄養学会 第19回日本病態栄養学会年次学術集会 シンポジウム10 味のサイエンス 2016/01/10
13

分離工学「分離技術の実用例-製塩プロセスを一例として-」

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「分離工学」が実際にどのように利用されているのか日本の製塩技術を例に説明した。

正岡 功士 日本大学生産工学部 講義 2016/01/14
14

海水総合利用技術研究開発の現状と課題

長谷川 正巳 日本海水学会海水資源・環境研究会 海水資源・環境セミナー 2016/01/15
15

ミネラルの話

長谷川 正巳 しおじり塩サミット 2016/01/17
16

海水からの製塩における硫酸カルシウムスケーリングトラブル解消に向けた検討

長谷川 正巳 沖縄県工業技術センター 平成27年度製塩技術講習会 2016/01/27
17

電子線グラフト重合法を用いたイオン交換膜の開発

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塩製造技術高度化研究開発事業における電子線グラフト重合法によるイオン交換膜開発について講演した。

永谷 剛 (一社)先端膜工学研究推進機 平成27年度春季講演会・膜工学サロン 2016/03/17
18

海水総合利用プロセスにおける資源回収と今後の展望

長谷川 正巳 日本海水学会海水資源・環境研究会 海水資源・環境シンポジウム2015 -海水総合利用への展開と展望- 2016/03/29

平成26年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

分級層型晶析装置における原料給液位置と凝集現象との関係

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著者らは、製塩工程においてオスロ缶と呼ばれるような分級層型晶析装置について、粒径の動的制御手法について検討している。これまでに、オスロ缶を模した試験装置を用いて、母液中の微結晶数を変化させることで結晶成長速度を制御する技術について報告した。 本発表では、同装置への原料液供給位置を変更した場合の粒径分布の変化に着目し、結晶成長速度および凝集速度に与える影響について検討した結果を報告する.検討の結果、給液位置を変更することで以下の2つの効果が得られることが示唆され、粒径動的制御手法としての利用が期待された。

   

・スラリー層内に供給することで、下降管内の過飽和度が増加し、平均結晶成長速度と凝集速度が増加する。

   

・スラリー層内の上部に供給することで、スラリー層内上部の溶液濃度が低下し、凝集速度が低下する。
正岡 功士、
峯尾隼人、
三角 隆太*、
仁志 和彦*、
上ノ山 周*
*:横浜国立大学
日本海水学会 第65年会 2014/06/19
2

電位ノイズ法を用いた腐食モニタリングによる腐食抑制に向けた工程改善の検討(第一報)-製塩工場への腐食モニタリング適用の検討-

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筆者らは、これまで実装置に設置可能な腐食モニタリング法の開発を進めてきた。本検討では、製塩工場の実プロセス溶液が流れる配管において腐食モニタリング実施し、運転条件の変化に伴う腐食性の変化をモニタリングした。その結果から、本腐食モニタリング法の適用可能性について報告する。

中村 彰夫、
井上 博之*、
合田 康秀**、
石井 健**、
濱野 一平**、
中島 聖珠、
吉川 直人
*:大阪府立大学、
**:ナイカイ塩業(株)
日本海水学会 第65年会 2014/06/20
3

電位差滴定法による塩化物イオン測定時における電極への沈殿付着抑制について

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電位差滴定法による硝酸銀滴定で塩化物イオンを測定した場合、電極やノズルに塩化銀の沈殿が付着し、測定を繰り返すことで精度が悪化した。そこで、試料溶液にデキストリンを添加することにより、沈殿付着が抑制され、測定精度が向上することがわかった。デキストリンの効果的な添加量と測定値の真度と精度の関係について報告する。

古賀 明洋、
野田 寧
日本海水学会 第65年会 2014/06/20
4

日本に根付く塩の文化

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日本に根付く塩の文化について紹介した。

長谷川 正巳 日本海水学会塩と食の研究会 お塩の交流会in沖縄 2014/06/21
5

塩と健康・上手な付き合い方

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塩の摂取と関係が深いと考えられている熱中症および高血圧症と塩との関係について紹介した。

中山 由佳 日本海水学会塩と食の研究会 お塩の交流会in沖縄 2014/06/21
6

Effect of Feed Location on Particle Size Distribution in Production of Crystals in a Classified Bed Crystallizer

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To improve a dynamic control of crystal size in a classified bed crystallizer of a salt manufacture, we examined the control of crystal growth and agglomeration using a model crystallizer. We conclude that we can control agglomeration by moving the feed location and we can control crystal growth rate using the fine generator pump. These control way is thought that can be use for dynamically control of crystal size in classified bed crystallizer.

K. Masaoka,
N. Yoshikawa,
M. Hasegawa,
R. Misumi*,
K. Nishi*,
M. Kaminoyama
*:横浜国立大学
19th International Symposium on Industrial Crystallization 2014/09/16
7

電位ノイズ法を用いた腐食モニタリングによる腐食抑制に向けた工程改善の検討-製塩工場への腐食モニタリング適用の検討-

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筆者らは、これまで実装置に設置可能な腐食モニタリング法の開発を進めてきた。本検討では、製塩工場の実プロセス溶液が流れる配管において、「電位ノイズ法」による腐食モニタリングを実施し、製塩工程への適用の可能性について検討した。

中村 彰夫、
井上 博之*、
合田 康秀**、
石井 健**、
濱野 一平**、
中島 聖珠、
吉川 直人
*:大阪府立大学、
**:ナイカイ塩業(株)
日本海水学会若手会 海水・生活・化学連携シンポジウム 2014/09/29
8

分級層型晶析装置における原料給液位置と凝集現象との関係

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分級層型晶析装置の原料液供給位置と製品結晶の粒径分布との関係を調査した。その結果、給液位置をスラリー層内に変更することにより、結晶成長現象、凝集現象を制御できることが示唆された。

正岡 功士、
峯尾 隼人、
三角 隆太*、
仁志 和彦*、
上ノ山 周
*:横浜国立大学
日本海水学会若手会 海水・生活・化学連携シンポジウム 2014/09/29
9

Crystal Size Control in Classified Bed Crystallizer

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To improve a dynamic control of crystal size in a classified bed crystallizer of a salt manufacture, we examined the control of crystal growth and agglomeration using a model crystallizer. We conclude that we can control agglomeration by moving the feed location and we can control crystal growth rate using the fine generator pump. These control way is thought that can be use for dynamically control of crystal size in classified bed crystallizer.

Koji Masaoka,
Hayato Mineo,
Naohito Yoshikawa,
Masami Hasegawa
The 10th International Conference on Separation Science and Technology 2014/10/30
10

淡水化プロセスから排出される濃縮海水からの有価資源回収技術の検討および提案

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淡水化プロセスから排出される濃縮海水からの有価資源回収技術の検討および提案について講演した。

長谷川 正巳 日本海水学会海水資源・環境研究会 海水資源・環境シンポジウム2014 2014/11/07
11

製塩晶析装置における凝集現象および 微結晶付着現象に関する検討

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凝集現象および微結晶付着現象に関する検討例を紹介した。

正岡 功士 分離技術会 第9回晶析操作の基礎と実践 2014/12/15
12

製塩プラントへの電位ノイズ法腐食モニタリングの導入に関する検討

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腐食モニタリングシステムの開発状況と今後の展望について講演した。

中村 彰夫 日本海水学会海水環境構造物腐食防食研究会 第55回研究会 2015/01/15

平成25年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

梅干し・漬物を作るための塩選びについて

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塩の製造方法、漬物における塩の役割および塩漬け方法による漬物品質の制御などについて解説した。

中山 由佳 JAかながわ西湘本店 梅干し・漬物レベルアップ講習会 2013/04/17
2

「塩学」入門

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塩の製造方法、加工・調理における塩の役割、塩の種類、体内における塩の役割について紹介した。

中山 由佳 小田原市健康づくり課依頼講演 2013/05/23
3

海水・塩湖かん水からの資源回収において鍵となる分離技術

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RO濃縮海水とは、海水からRO膜を使って淡水を分離した後に残る濃縮海水のことで、このRO濃縮海水から資源回収をしようというのが海水総合利用技術である。具体的にはZDD(Zero Discharge Desalination)システムを基本とし、逆浸透膜ろ過(RO)+イオン交換膜電気透析(ED)で構成される。しかし、このシステムではNaClの過剰生産が予想されるため、ZDDシステムを適用した海水総合利用技術の導入は難しいのではないかと考えられる。そこで、淡水を循環することでNaClの過剰生産を抑える方法を取り入れることも視野に入れている。また、RO濃縮海水は浸透圧というエネルギーを持ち、ED濃縮海水は膜電位というエネルギーを持つ。これらのエネルギーを取り出すことが可能となればROもEDも蓄電池としての機能を持つことになる。このような新たな視点から塩水の処理を考えるべく、浸透圧発電および濃度差発電の開発にも着手した。

長谷川 正巳 分離技術会 年会2013 2013/05/24
4

道路用塩の簡便化分析法の開発(第1報)-窒素、フッ素、重金属の分析について-

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道路用塩の環境基準項目について概説し、品質規格となる成分の分析法を簡便化し、効率化を図った。本発表では、このうち窒素、フッ素、重金属の分析法について検討した。窒素については、全窒素測定装置を利用し、硝酸性窒素、亜硝酸性窒素、アンモニア性窒素を全窒素として同時定量する方法の検討結果について報告した。フッ素については、固相抽出により、フッ素を分離し、イオンクロマトにより測定する方法を紹介した。重金属については、ICP-MSによる同時定量の検討結果について報告した。

古賀 明洋、
中山 由佳、
藤居 東奈、
野田 寧
日本海水学会 第64年会 2013/06/06
5

道路用塩の簡便化分析法の開発(第2報)-シアン、農薬等の分析について-

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道路用塩中のシアン化合物および農薬等(10物質)の簡便化分析法を検討した。シアン化合物について、ヘッドスペースGC/MSを用いた簡便化分析法を、農薬等については、固相抽出を用いた一斉前処理法を開発した。

麻田 拓矢、
野田 寧
日本海水学会 第64年会 2013/06/06
6

塩および海水を高温加熱した場合の挙動に関する検討(ポスター発表)

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近年、塩商品は様々な組成のものが販売され、中には不純物が多い塩を焼成したいわゆる焼き塩なども店頭に並ぶ。ところで、塩化ナトリウムは元来熱的安定性が高いが、塩に含まれる不純物は不安定なものもあり、塩化マグネシウムなどは高温環境において熱分解する。こうした高温領域での塩類の分解挙動については、弊所でもあまり検討しておらず、未だ明確ではない。そこで、塩や海水中に含まれる塩類の高温領域での分解挙動を明らかにするために、TG-MSの適用を考えた。本発表では、高温環境における塩、海水の挙動について、これまでに得た知見とともに、今後の課題や展望について報告した。

峯尾 隼人、
塚本 修*、
正岡 功士
*:NETZSCH Japan(株)
日本海水学会 第64年会 2013/06/06
7

製塩環境における金属材料の腐食防食マップ作成に関する検討(第1報)―高耐食性材料の耐孔食性評価―

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現在までに、製塩環境下でのSUS316およびSUS304等の汎用ステンレス鋼について、孔食感受性評価が報告されている。本検討では、汎用ステンレス鋼よりも耐食性を有するスーパーステンレス、ハステロイなどの高耐食性金属材料の耐孔食性および環境中で孔食の発生する可能性について検討した。本発表では、これらの検討結果を併せて報告した。

中島 聖珠、
中村 彰夫、
吉川 直人
日本海水学会 第64年会 2013/06/07
8

ウメ干しの製造方法による保存性への影響

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塩蔵食品の保存性に対する塩の役割を明らかにすることを目的に、ウメ干し製造における塩分と保存性の関係について検討した。本発表では、塩漬けおよび貯蔵中の微生物数を低減することが可能な塩の添加量について報告した。また、低塩分のウメ干しを作成する方法についての検討結果を報告した。

中山 由佳、
長谷川 正巳
日本海水学会 第64年会 2013/06/07
9

塩と塩の原料である海水の放射線量測定

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塩事業センターでは、生活用塩を中心に塩と塩の原料である海水について放射線量を測定し、その安全性を確認している。これらの測定の実際について具体的に紹介した。

野田 寧 日本海水学会 第64年会シンポジウム 2013/06/07
10

製塩用次世代イオン交換膜の研究開発

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塩製造技術高度化研究開発事業において、2006年度より5ヶ年計画で次世代イオン交換膜の開発に取り組んできた。
開発においては、電子線グラフト重合法を開発手法に選定し、膜合成法の最適化検討を実施した。また、膜合成法のスケールアップの検討を実施し、パイロットスケール膜合成装置を構築した。さらに、構築した膜合成装置により次世代イオン交換膜を製造した。
製造した膜は、開発目標を超える高い濃縮性能を示すとともに、実用性についても問題はなかった。また、工程検証試験により、濃縮性能の長期安定性についても良好であることが確認された。
吉川 直人 日本イオン交換学会 第26回イオン交換セミナー 2013/07/12
11

Development of Ion-Exchange Membrane Using an Electron-Beam-Induced Graft Polymerization Method

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海水濃縮に利用される陽、陰イオン交換膜を電子線グラフト重合法により製造した。
試験の結果、電子線グラフト法によって製造したイオン交換膜は市販膜と比較して高い濃縮性能を示した。
永谷 剛、
加留部 智彦、
吉川 直人
9th World Congress of Chemical Engineering 2013/08/18
12

NaCl過飽和溶液中の微小結晶による結晶成長速度への影響

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NaCl過飽和溶液中の微小結晶による結晶成長速度への影響について、発表した。

長谷川 正巳 (公社)化学工学会材料・界面部会晶析技術分科会 夏季-晶析技術セミナー2013 in奈良 2013/09/07
13

塩の品質評価のための分析方法

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塩の主成分を分析する方法について、塩試験方法を中心に講演した。

古賀 明洋 中部化学関係学協会支部連合協議会 第44回中部化学関係学協会支部連合秋季大会 2013/11/03
14

塩に関する様々な分析技術

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塩の主成分の分析について、塩試験方法の歴史的変遷と海外との比較により解説した。
野田 寧 日本海水学会若手会 学生研究発表会第5回記念講演会 2014/03/06

平成24年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

電子線グラフト重合法による次世代イオン交換膜の研究開発(第5報) -工程検証試験-

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パイロットスケール膜合成装置を用いて、電子線グラフト重合法により合成した次世代イオン交換膜の工程検証試験を実施した。試験は、ナイカイ塩業株式会社において行い、工程検証試験用電気透析槽(通電面積50dm2)を用いた。結果、市販膜と比較し高い濃縮性能を示し、6カ月間、大きなトラブルもなく安定して運転された。

永谷 剛、
加留部 智彦、
吉川 直人、
土田 清*、
浅田 勝利**
*:(株)アストム、
**:AGCエンジニアリング(株)
日本海水学会 第63年会 2012/06/07
2

イオン交換膜法製塩技術を活用した塩湖かん水からのリチウム回収プロセスの開発(第1報) -ボリビア・ウユニ塩湖かん水におけるリチウム濃縮分離技術の検討-

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わが国の製塩技術は、塩だけではなく、その他の溶存資源回収に活用することが可能である。本発表では、その活用例として、製塩技術を適用した南米塩湖かん水からのリチウム回収技術を概説するとともに、これまでに実施したリチウム回収技術開発の概要について述べた。

渕脇 哲司、
鴨志田 智之、
長谷川 正巳
日本海水学会 第63年会 2012/06/07
3

イオン交換膜法製塩工程液からの有用資源の分離、回収に関する検討(第1報) -苦汁からの高純度塩化カリウムの分離回収技術の検討-

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製塩工場の苦汁にはカリウム、マグネシウム、カルシウム、臭化物イオンなどの有用資源が海水と比較して高い濃度で溶存しているが、これら成分を効率的に回収する技術は確立していないのが現状である。本発表では、苦汁からの有用資源回収技術を概説するとともに、これまでに実施した苦汁からのカリウム、マグネシウム回収技術開発の概要について述べた。

鴨志田 智之、
渕脇 哲司、
長谷川 正巳
日本海水学会 第63年会 2012/06/07
4

キレートディスク前処理法を導入した海水中の微量バリウムおよびストロンチウム測定方法の検討

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原子力発電所汚染水の処理において、海水レベルの試料溶液中のバリウム、ストロンチウムを高感度で測定する必要性が生じた。
通常、キレートディスク濃縮ではこれらの物質は回収率が悪い。通常の濃縮方法としては、これらの物質は妨害物質として除去されるため、回収率を良くする研究報告は少ない。
そこで、本報告では効率的な分析法の検討を行った。
中山 由佳、
野田 寧
日本海水学会 第63年会 2012/06/08
5

食塩中のアフラトキシン分析法の開発

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食品衛生法の改正により、食品中のアフラトキシンについて検査することが義務付けられた。これに伴い食用塩でも測定する必要が生じた。アフラトキシンの分析法として、公定法を適用した分析法について確認した。

麻田 拓矢、
野田 寧
日本海水学会 第63年会 2012/06/08
6

ウメ干し製造における梅の塩化ナトリウムおよびクエン酸量の操作方法の検討

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近年、低塩化嗜好などにより、塩分、酸濃度等の異なる種々のウメ干しが販売されている。ウメ干しの味は、主に酸味および塩味により形成されており、これらにはクエン酸および塩化ナトリウム(NaCl)濃度が大きく関与する。したがって、これら成分の濃度を制御すれば所望の味のウメ干しが製造できる。そこで、これら成分の操作方法を明らかにすることを目的に、ウメ漬け時における塩の添加方法および添加量の違いがこれら成分挙動に及ぼす影響について検討した結果を報告した。

中山 由佳、
長谷川 正巳
(公社)日本食品科学工学会 第59回大会 2012/08/30
7

逆円錐形晶析装置における微結晶の付着現象を利用した結晶成長速度の向上

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母液中に存在する肉眼では確認できないような微小な結晶(微結晶)が粗大な結晶に付着する現象に着目し、この現象を促進させることで見かけの結晶成長速度を向上させる新しい工業晶析技術について検討している。本発表では、逆円錐型晶析装置に母液中の微結晶数を増加させる機構を付設し、本機構が結晶成長速度に与える効果について報告した。

正岡 功士、
峯尾 隼人、
吉川 直人、
長谷川 正巳
(公社)化学工学会 第44回秋季大会 2012/09/20
8

ウメ干しの品質におよぼす塩の影響

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塩の種類と品質、塩の種類の違いが梅干しの品質におよぼす影響について解説した。

中山 由佳 日本海水学会 塩と食の研究会 2012/11/30
9

塩の結晶品質の違いが食品加工におよぼす影響について

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塩の製造方法、食用塩の用途、塩の種類・品質・物性について解説し、品質の異なる塩を用いた実例を紹介した。

中山 由佳 (一社)日本粉体工業技術協会晶析分科会・食品粉体技術分科会 平成24年度合同分科会 2013/01/11

平成23年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

Multi-residue Analysis for Agricultural Chemicals in Edible Salts

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Edible salt is an imputrescible food, the major constituent of which is inorganic sodium chloride. The process of salt production does not require any agricultural chemicals. It is necessary, however, that the salt must comply with the Food Sanitation Law in Japan and that information on the safety of the edible salt should be provided to consumers. It is imperative to show that there are no chemical contaminations from any other sources, such as surrounding farmlands, aquaculture facilities, or industrial plants, during the manufacture of edible salt. The Salt Industry Center of Japan selected 162 agricultural chemicals for monitoring and developed two multi-residue analytical methods for agricultural chemicals in edible salts.
In the GC/MS method, sample (edible salt) was dissolved in methanol/water (1:1, v/v) to prevent adsorption on apparatus for hydrophobic chemicals (Fig. 1). In the LC/MS method, sample aqueous solution was prepared at pH 3.5 (Fig. 2). Those solutions were passed through a solid phase extraction. The recoveries were more than 70%, and the relative standard deviations were lower than 20%. In the case of the LC/MS, a mixture of 80 % water and 20 % acetonitrile was used as the eluate. The quantification limit for all the agricultural chemicals tested in edible salts was less than 0.01 mg/kg. Ninety-four agricultural chemicals could be analyzed by the GC/MS method, and 34 could by the LC/MS method. If both the GC/MS and LC/MS multi-residue method were applied to the 162 agricultural chemicals selected by the Salt Industry Center of Japan and found in edible salts, 128 agricultural chemicals could be analyzed. The rest of the chemicals were analyzed individual methods. The present both methods were applied to commercially available edible salts and no targeted chemicals were detected.
野田 寧、
麻田 拓矢、
小林 憲正*
*:横浜国立大学
(公社)日本分析化学会 International Congress on Analytical Sciences 2011 2011/05/22
2

食用塩の安全性評価における分析技術開発

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塩の製造方法について岩塩、天日塩、イオン交換膜法製塩を紹介した。食用塩の品質について、CODEX規格を中心とした調査結果をもとに検出事例を紹介し、安全性について当研究所で行っている内容を紹介した。

野田 寧 (社)全国漬物検査協会 第20回漬物技術研究セミナー 2011/05/27
3

電子線グラフト重合法による次世代イオン交換膜の研究開発(第3報) -膜合成法のスケールアップの検討-

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有効膜面積50dm2のイオン交換膜を合成するパイロットスケール膜合成装置を構築することを目的として、膜合成法のスケールアップについて検討した。ベンチスケール膜合成装置を用いて合成したイオン交換膜は、ラボスケールで合成した膜と同等の濃縮性能が得られた。このため、ベンチスケールにおける検討結果を基に、有効膜面積50dm2のイオン交換膜の合成に対応可能な、パイロットスケール膜合成装置を製作した。

加留部 智彦、
永谷 剛、
吉川 直人、
土田 清*、
浅田 勝利**
*:(株)アストム、
**:AGCエンジニアリング(株)
日本海水学会 第62年会 2011/06/09
4

電子線グラフト重合法による次世代イオン交換膜の研究開発(第4報) -パイロットスケール膜合成装置による膜の製造-

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有効膜面積50dm2のイオン交換膜の製造が可能なパイロットスケール膜合成装置を製作し、これを用いて陽、陰イオン交換膜を製造した。また、有効膜面積8cm2の電気透析装置により製造した膜の濃縮性能を評価した。結果、パイロットスケール膜合成装置を用いて合成した陽、陰イオン交換膜は、いずれもラボスケールで合成した膜と同等の高い濃縮性能が得られた。

永谷 剛、
加留部 智彦、
吉川 直人、
土田 清*、
浅田 勝利**
*:(株)アストム、
**:AGCエンジニアリング(株)
日本海水学会 第62年会 2011/06/09
5

ウメ干し製造における塩化ナトリウムおよびクエン酸量の操作方法の検討

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ウメ干しの商品性の一つである味には、酸および塩味が大きく関与する。これら味を構成する主要な成分はクエン酸および塩化ナトリウム(NaCl)であるため、これら成分をウメ漬け方法により操作することは有用であると考える。しかし、これまでの試験結果から、ウメからのクエン酸の移動は無機成分等と比較して遅いことが示唆されたため、塩水を添加したウメ漬け試験を実施し、塩水の添加量および添加する時期の違いがこれらウメの成分量に与える影響について検討した。その結果、クエン酸については、塩水を添加するタイミングの影響はなく塩水の添加量はウメ重量に対し最大10倍量の範囲で操作すれば良く、塩分については、脱水終了後のウメを用いれば塩水と同じNaCl濃度にできることがわかった。

中山 由佳、
谷井 潤郎、
長谷川 正巳
日本海水学会 第62年会 2011/06/10
6

ジルコニウム担持固相抽出法を用いたフッ化物イオン分析法の開発

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水蒸気蒸留+アルフッソン発色吸光光度法では、時間、労力が必要となるため、多くの測定が行えなかった。これに対し、Zr担持固相抽出法+イオンクロマトグラフィー(IC)により、半自動化が可能である分析法を開発したので報告する。イオンクロマトグラフィーの測定条件の検討。溶離液を希釈することにより、カラムへの保持力を強めた。また、メトローム製Metrosep A Supp 16カラム(4.0 mm i.d.×250 mm)を使用することによりFとヨウ素酸を分離することができた。マトリクスマッチング等を行い、測定条件を最適化した。JIS公定法との比較。JIS公定法で測定した結果と比較して、遜色のない結果であることを確認した。実試料への適用。実試料で測定を行ったところ、イオン交換膜法製品と天日塩製品で0.1~1mg/kgが検出された。

藤居 東奈、
麻田 拓矢、
野田 寧
日本海水学会 第62年会 2011/06/10
7

微結晶の付着挙動を利用した塩化ナトリウム結晶の生産速度の向上 -オスロ型晶析装置における母液中の微結晶数増大法の検討-

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実機を模した小型晶析装置内の母液中の微結晶数を増大させる手法について検討した。蒸発速度を製塩工場の5倍程度まで向上したが、微結晶数は蒸発速度の増加とともに僅かに低下する傾向を示した。その理由は、蒸発速度の向上に伴い未飽和原料液の供給量が増大し、給液点~蒸発室入口間の母液濃度が低下するためと考えられた。そこで、この濃度低下を抑制するために供給点を育晶器底部に変更した。その結果、蒸発速度向上に伴い母液濃度は向上した。一方、微結晶数は変更前と比較して増加したが、増大効果は小さかった。濃度が向上した過飽和母液にシェアストレスを付与することで結晶核の発生を促進できるのではないかと考え、過飽和母液をポンプで撹拌する構造を設置した。その結果、微結晶数は蒸発速度の増加とともに増大し、蒸発速度が製塩工場の3.5倍相当の条件において、100倍程度の微結晶数向上が認められた。上記の通り、蒸発速度の向上、原料給液点の変更、および過飽和溶液の撹拌により、実機を模した小型晶析装置内の母液中の微結晶数が向上できることを明らかにした。

正岡 功士、
吉川 直人、
長谷川 正巳
日本海水学会 第62年会 2011/06/10
8

塩の種類と違いについて

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塩の種類とその違いおよび梅干しづくりに適した塩について紹介した。

中山 由佳 小田原・十郎梅ブランド向上協議会 小田原・十郎梅ブランド向上モニターツアー 2011/06/20
9

塩分を含んだ汚染水の再生処理技術

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逆浸透膜(RO)による淡水化ユニット、Ca、Mg、Ba、SO4などのスケール成分除去ユニット、イオン交換膜電気透析(ED)+晶析装置による塩分除去ユニットで構成された本プロセスを紹介した。

長谷川 正巳 日本液体清澄化技術工業会 講演会「福島第1原発の事故に伴う環境汚染と環境修復・除染技術」 2011/07/21
10

南米塩湖かん水からのリチウム回収技術開発

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南米塩湖かん水からのリチウム回収技術の開発状況について、発表した。

渕脇 哲司 日本海水学会 60周年記念シンポジウム 2011/08/24
11

私が考える海水総合利用技術とは

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海水総合研究所にて検討を実施している海水総合利用技術について紹介した。

長谷川 正巳 日本海水学会 60周年記念シンポジウム 2011/08/24
12

逆円錐型晶析装置における原料給液位置と製品粒径分布との関係

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蒸発式逆円錐型晶析装置を用いて塩化ナトリウム結晶を成長させる場合の原料給液位置と製品粒径分布との関係について検討した。逆円錐形の結晶成長器内の様々な位置に設けた各給液口より、蒸発面を一定に保持するように未飽和原料液を供給しながら種晶を成長させる半回分晶析実験を実施した。その結果、給液位置により製品結晶の粒径分布は異なり、粒径が最も大きくなる給液位置は、結晶流動層内の下方から1/3体積の地点であった。得られた結果から、原料液の供給位置により流動層内の母液濃度分布が変化して、結晶成長速度および種晶同士の凝集速度に影響を与えることが示唆された。

正岡 功士、
吉川 直人、
長谷川 正巳
公益社団法人化学工学会 第43回秋季大会 2011/09/15
13

塩の不思議 -かたちと味のハーモニー-

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製塩法や製品としての塩、塩の結晶についてなどを解説した。

長谷川 正巳 塩サミット関連塩シンポジウム 2011/09/24
14

食品としての"塩"の作用と役割

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塩の基礎知識および食品加工・調理における塩の作用と役割について講義した。

眞壁 優美 (株)産業科学システムズ セミナー 2011/09/30
15

粒径分布測定方法とその解析

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粒径の表現方法および粒径分布の種類と解析方法について解説し、塩における粒径分布測定の例を紹介した。

長谷川 正巳 (一社)日本粉体工業技術協会 第54回粉体技術専門講座 2011/10/13
16

製塩用次世代イオン交換膜の研究開発

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「持続可能社会における海水資源としてのリチウムの分離 -これからの荷電膜を展望する-」 塩製造技術高度化研究開発事業の概要、次世代イオン交換膜の開発手法の選定、次世代イオン交換膜合成法の最適化検討、次世代イオン交換膜合成法のスケールアップの検討、次世代イオン交換膜の製造および工程検証試験の実施概要について述べた。

吉川 直人 日本海水学会電気透析および膜技術研究会 研究討論会「持続可能社会における海水資源としてのリチウムの分離 -これからの荷電膜を展望する-」 2011/11/24
17

高濃度塩化物水溶液での電気化学ノイズSCCモニタリングに関する基礎的検討

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電気化学ノイズ法を用いて高濃度塩化物水溶液でのステンレス鋼に発生したSCCモニタリングを実施した。試験体には実機配管にも設置可能な配管型引張応力付与試験体を用いた。当所で所持する高濃度塩化物水溶液を用いた循環型腐食試験の可能な試験機に設置しモニタリング試験を実施した結果、試験体から微小き裂の発生に伴ったRD型ノイズを検出した。取り出した試験体には多数の腐食き裂痕が確認された。
次に、測定されたRD型ノイズが微小き裂の発生による局部アノード電流によって励起された信号であったことを確認するため、微小のPt電極を埋め込んだ試験体を製作した。被膜破壊を模擬した局部アノード電流を微小電極に対して印加しその際の試験体の電位変動を測定した結果、RD型ノイズの発生を確認した。したがってモニタリング試験によって測定された電位ノイズは、SCC発生期の被膜破壊に対応していたと考えられた。
中村 彰夫、
井上 博之*
*:大阪府立大学
(社)腐食防食協会 第174回腐食防食シンポジウム 2011/11/28
18

分離技術の実用例 -製塩プロセスを一例として-

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塩の基礎知識について解説し、日本の製塩プロセスにおける分離技術の実用例を紹介した。

正岡 功士 日本大学生産工学部 JABEE認定コース「分離工学」講義内 2012/01/12
19

塩試験方法の改訂に向けた取り組みについて

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塩試験方法の改訂について、現在の進捗状況および今後の課題等を説明した。

古賀 明洋、
野田 寧
日本海水学会分析科学研究会 ミニシンポジウム 2012/03/16

平成22年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

漬物製造における塩化ナトリウムの作用と商品設計に関する検討

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塩の種類(粒径、にがり量)がウメ漬けの品質におよぼす影響について検討した。その結果、塩の粒径およびにがり量がウメ漬けの水分、NaCl量に、また、にがり量がウメ漬けの固さに影響することがわかった。その結果、塩の種類により、品質の異なるウメ漬けを製造できることが示唆された。

中山 由佳、
谷井 潤郎、
長谷川 正巳
日本海水学会 第61年会 2010/06/03
2

漬物の食感に及ぼす塩化ナトリウム濃度の影響

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漬物製造における食感の変化と野菜中のNaCl濃度との関係について明らかにし、野菜中のNaCl濃度による食感の予測の可能性について検討した。
野菜中の各部位のNaCl濃度が1%以上になったときが、食感から見た漬物の漬け上がりの一つの目安であり、漬け上がり時の食感は、生の野菜の物性を測定することにより、予測することが可能であると考えられた。
眞壁 優美、
谷井 潤郎
日本海水学会 第61年会 2010/06/03
3

微結晶の付着挙動を利用した塩化ナトリウム結晶の生産速度の向上(第3報) -オスロ型晶析装置内の微結晶数分布の検討-

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実機の製塩晶析装置において母液中の微結晶数を増大させる手法を検討するためには、現状における微結晶数を把握する必要があり、小型晶析装置を実機と同様の操作条件で運転し微結晶数を計測した結果、装置内の部位や晶析条件による微結晶数の差はほとんどなかった。また、未飽和かん水の供給は微結晶数の抑制手法として有効であることが確認された。

正岡 功士、
吉川 直人、
長谷川 正巳
日本海水学会 第61年会 2010/06/03
4

電子線グラフト重合法による次世代イオン交換膜の研究開発(第2報) -膜合成法の最適化検討-

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実工程における使用を想定して、電子線グラフト重合法による、イオン交換膜製造における最適合成法について検討し、陽イオン交換膜についてはCMS法、陰イオン交換膜についてはDVB法が、それぞれ最適であることを明らかにした。

永谷 剛、
加留部 智彦、
吉川 直人、
大村 信彦*、
土田 清*、
浅田 勝利**
*:(株)アストム、
**:AGCエンジニアリング(株)
日本海水学会 第61年会 2010/06/04
5

細孔フィリング法による次世代イオン交換膜の研究開発

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細孔フィリング法による次世代イオン交換膜の開発の可能性について検討した。結果、平均孔径が小さく、強度が高い基材を選定して合成した重合膜に電子を照射することにより、濃縮性能、寸法安定性が良好な膜が得られた。本研究で試製したイオン交換膜は、膜厚が市販膜に比べて半分以下と薄いため、膜のハンドリングには問題があると考えられる。しかし、同等の素材、平均孔径で十分な厚さを持つ基材を用いることにより、濃縮性能、実用性に優れたイオン交換膜の開発が可能であると考えられる。

加留部 智彦、
永谷 剛、
吉川 直人、
大村 信彦*
*:(株)アストム
日本海水学会 第61年会 2010/06/04
6

漬物の食感に及ぼす塩化ナトリウム濃度の影響

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漬物製造における野菜の食感の予測の可能性について検討するため、塩漬過程における野菜の食感とNaCl濃度との関係について検討した。脱水終了後の弾性率比は野菜の種類によらず0.3程度であることが分かった。また、漬物の食感は野菜中のNaCl濃度で予測可能であることが示唆された。

眞壁 優美、
谷井 潤郎
(社)日本調理科学会 平成22年度大会 2010/08/27
7

ウメ干しの品質に及ぼす塩の種類の影響

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塩の種類(粒径、にがり量)がウメ漬けの品質におよぼす影響について検討した。その結果、塩の粒径およびにがり量がウメ漬けの水分、NaCl量に、また、にがり量がウメ漬けの固さに影響することがわかった。その結果、塩の種類により、品質の異なるウメ漬けを製造できることが示唆された。

中山 由佳、
谷井 潤郎、
長谷川 正巳
(社)日本食品科学工学会 第57回大会 2010/09/02
8

HPLC/ICP-MSを使用した食用塩に含まれるヒ素の形態別分析法

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食用塩に含まれるヒ素の形態別分析方法を構築するため、HPLC/ICP-MS法を適用した。また、ここで構築した分析方法により、食用塩にヒ素が混入する由来や製造工程における形態変化も明らかにした。
溶離液や塩化ナトリウムの影響を検討し、無機態であるAs、Asおよび有機態であるアルセノベタインを分離、定量することが可能となった。
過去の調査でヒ素が検出された市販食用塩の分析に、本法を適用したところ、ヒ素は主に無機態のAsとして含まれていることが確認された。
ヒ素化合物は、200℃以上に加熱されると、無機態のAsに変化することが確認され、塩に有機態のヒ素として混入した場合でも、加熱工程を経ることで、無機態のヒ素に変化する可能性が示唆された。
古賀 明洋、
野田 寧
(社)日本分析化学会 第59年会 2010/09/17
9

塩試験方法における不確かさの推定事例

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分析法の妥当性確認と不確かさの算出方法について、塩試験方法における事例を発表した。

野田 寧 (財)日本適合性認定協会セミナー 「化学試験(食品・環境等)の不確かさの求め方」 2011/02/08

平成21年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

市販食用塩の品質調査(2008年度)

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日本国内で販売されている塩製品の品質を把握することを目的として、市販食用塩の品質調査を実施し、調査解析結果について情報を発信している。本報告では2008年度に調査した試料についての調査結果及び解析結果を報告した。

野田 寧、
西村 ひとみ
日本海水学会 第60年会 2009/06/05
2

ビタミンCの酸化挙動におよぼす塩類の影響(第2報)-酸化挙動のモデル化-

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塩漬け野菜における塩の役割を明らかにすることを目的に、既報から、ビタミンCの酸化に影響をおよぼす因子として選定したNaClおよびpHについて詳細に検討した。その結果、野菜のpH領域では、塩の添加によるビタミンCの酸化抑制効果は最大となり、また、その時の酸化速度は非常に遅く、24時間後ではほとんど酸化しないことが明らかとなった。このことから、塩は、漬物製造において、ビタミンCの酸化抑制に大きく貢献していると考えられた。

中山 由佳、
谷井 潤郎
日本海水学会 第60年会 2009/06/05
3

電子線グラフト重合法による次世代イオン交換膜の開発(第1報)-開発用基材の選定-

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次世代イオン交換膜の開発シーズとして、電子線グラフト重合法によるイオン交換膜合成の可能性について検討した。検討には電子線照射に対して架橋型として分類され、かつ高強度を有する高密度PE(HDPE)および超高分子量PE(UHMWPE)を基材として用いた。合成したイオン交換膜の濃縮性能および強度を評価した結果、いずれの基材を用いた場合も高い濃縮性能が得られたため、本法は次世代イオン交換膜の開発シーズとして有効であった。また、UHMEWPE基材を用いて合成した膜は強度も高かったため、本基材を開発用基材として選定した。

永谷 剛、
加留部 智彦、
吉川 直人
日本海水学会 第60年会 2009/06/05
4

高速ろ過システムの開発(第2報)-海水水質に応じた装置の至適操作法の検討-

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海水水質に応じた装置の至適操作条件の設計手法を明らかにするため、原海水の積分球濁度より凝集剤添加濃度を決定し、これより、ろ過流速、ろ材層高を設計する手法を検討した。装置の操作指標(ろ過時間、清澄化時間)は、装置の圧力損失の経時変化から決定できるため、シミュレーションにより圧力損失の経時変化を推定することにより、設計手法を検討した。検討の結果、推定した圧力損失は実測値と良好に一致したため、本シミュレーションは至適操作条件の設計法として妥当と考えられた。

渕脇 哲司、
吉川 直人
日本海水学会 第60年会 2009/06/05
5

QUANTITATIVE DETERMINATION OF DIFFERENT FORMS OF CALCIUM SULFATE BY POWDER X-RAY DIFFERACTOMETRY

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A method of X-ray diffraction analysis which can measure different forms of calcium sulfates simultaneously in mixtures of three different types of hydrates was studied.
When measuring substances including two types of calcium sulfates, the fixing proportional constants kH(hemihydrate)/D(dehydrate), kH/A(anhydrate) and kD/A from the relationships of X-ray diffraction intensity ratio and mass concentration ratio of each form of calcium sulfates was determined. In the cases of mixtures of three calcium sulfates, quantitative determination is possible for each form of mass concentrations (w), by using proportional constants kH/D and kH/A.

wH = 1/(kH/D・kH/A)×(IH/ID)×(IH/IA)/A
wD = 1/kH/D×(IH/ID)/A
wA = 1/kH/A×(IH/IA)/A

In here, A=1/kH/D×(IH/ID) + 1/kH/A×(IH/IA)+1/(kH/D・kH/A)×(IH/ID) ×(IH/IA)

中村 彰夫 9th International Symposium on salt 2009/09/04
6

EXAMINATION CONCERNING MODELING DISSOLVING PROCESS IN VACUUM PAN SALT

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In this study, we studied a new simulation model for dissolving process of Vacuum pan salt. Hixson et al's equation which was examined about the particles of uniform size was tried to convert into a simulation model for particles having a size distribution. In this model, the reduction weight change of the particles within each various ranges of particle size is simulated, the dissolving process of the entire sample is presumed by integrating those reduction weights. In addition, a term of particle shape change introduces to the model, the dissolving process successfully could be presumed against elapsed time of dissolving operation as following equation.

presen2009_10_01.gif

Moreover, this model can be applied the particles according to the probability distribution formula such as normal distribution et al. It is shown for normal distribution as an example by the following expression.

presen2009_10_02.gif

鴨志田 智之、
長谷川 正巳
9th International Symposium on salt 2009/09/04
7

INFLUENCE TO VITAMIN C BY OXIDATION BEHAVIOR WITH COMMERCIALLY AVAILABLE SALTS

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We studied oxidation behavior of Ascorbic acid (AsA) that is principal component of vitamin C in "Asazuke" as a traditional food in Japan. Among five kinds of the salts with different quality, it is clarified that AsA is easily oxidized with salts that bittern component richly contains and have high pH. Therefore, by evaluation for the effect of pH and bittern component on oxidation behavior of AsA, it is cleared that AsA is easily oxidized by higher pH and presence of sulfate instead of Sodium chloride (NaCl). However, a small amount of sulfate, as ordinarily containing the commercially available salt, does not inhibit oxidation of AsA because of the effect of NaCl.
Moreover, we studied on effects of NaCl concentration and AsA concentration in oxidation behavior of AsA. As NaCl concentration is approximately 0.5M for producing "Asazuke" in general, it is thought that this concentration level inhibits oxidation of AsA.

中山 由佳、
谷井 潤郎
9th International Symposium on salt 2009/09/04
8

EFFECTS OF BITTERN COMPONENTS INCLUDED IN EDIBLE SALT ON TASTE

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In Japan, a lot of edible salts that contain the bittern components are circulated into the market. About the influence of such a salt on the taste, but preparative methods of samples and assessment words varied depending on researches, so systematic results haven't been obtained until present. Therefore, in this study, we prepared sample solutions from several kinds of salts with different concentrations of bittern and examined strength of saltiness and bitterness by sensory evaluation. Also, we examined saltiness, bitterness and umami taste in case of adding monosodium glutamate as umami compound.Saltiness is mainly sensed by sodium chloride and bitterness is sensed by the amount of bittern. In case the same amount of dissolved salt, the salt of bittern experience much less the amount of sodium chloride. There is a tendency that the larger the amount of bittern is, the lesser the saltiness is sensed. As for bitterness, the higher the amount of bittern is, the stronger the bitterness is sensed and significant differences are shown. In case monosodium glutamate added to sample solution, there is no difference in saltiness and umami tastes. But, the panel answered that, "It's difficult to discriminate between bitterness and umami taste.", "Bitterness of Salt C is strong, and other tastes are difficult to discriminate." during sensory evaluations. Therefore, it is necessary to inspect whether the panel discriminate saltiness, umami taste and bitterness appropriately.

谷井 潤郎 9th International Symposium on salt 2009/09/04
9

CHANGE IN THE METHOD FOR SALT ANALYSIS IN JAPAN

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Analytical method for salt in Japan published "Methods for Salt Analysis", has been used from 1907, revised and up-dated with progress of technology of analysis. Methods for Salt Analysis is included as follows; halogens and primary impurities (Potassium, Calcium, Magnesium, Sulfate, loss of drying and Insoluble matter), minute impurities, additives. The methods about current and course of improvement, and corresponding for safety remarks are reported.

野田 寧、
西村 ひとみ、
古賀 明洋、
麻田 拓矢
9th International Symposium on salt 2009/09/04
10

ステンレス316鋼の自然電位に対する製塩環境における腐食因子の影響

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製塩設備における装置材料にはステンレス鋼などの耐食性の材料が使用されている。著者らは製塩環境における金属材料の局部腐食感受性に関して評価を行ってきた。本研究では、ステンレス316鋼を対象に模擬製塩工程溶液における自然電位と腐食因子との関係から、自然電位のモデル化を検討したので報告した。

中村 彰夫 (社)腐食防食協会 第56回材料と環境討論会 2009/09/28
11

ボリビアウユニ塩湖かん水からのリチウム回収システム共同開発に関する共同スタディの報告

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ボリビアウユニ塩湖かん水からのリチウム回収システムに関する三菱商事(株)との共同開発に関する結果を、(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構で報告した。

渕脇 哲司、
鴨志田 智之、
鍵和田 賢一、
吉藤 豊、
長谷川 正巳
(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 リチウムかん水共同研究報告会 2009/10/05
12

塩の品質管理のための分析のこつ

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塩の製造現場の品質管理として活用できる、簡易的な分析方法(電子レンジを用いた水分測定、棒ビュレットを用いたキレート滴定、など)を紹介した。

古賀 明洋 日本海水学会分析科学研究会 塩の品質と分析および塩の包装表示に関するセミナー 2009/12/10
13

「漬物」に欠かせない"漬かる"という現象

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「漬物」をつくるときに重要な"漬かる"という現象。この現象には塩特有の性質を利用した人々の知恵があった。本講演では、この"漬かる"という現象を解説した。

眞壁 優美 東京都漬物事業協同組合 第3回漬物勉強会 2010/02/17
14

「漬物」の科学

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「漬物」を美味しくつくるために、当研究所では、さまざまな研究に取り組んでいる。本講演では、これまでに明らかになった「漬物」の科学を解説した。

中山 由佳 東京都漬物事業協同組合 第3回漬物勉強会 2010/02/17
15

意外に知らない塩の話

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製塩法や製品としての塩についてなどを解説した。

長谷川 正巳 東京都漬物事業協同組合 第3回漬物勉強会 2010/02/17
16

業務スケジュールの管理について

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発表者の失敗事例などを基に、業務スケジュールの管理の重要性、および管理方法の一例を述べた。

正岡 功士 日本海水学会若手会 第1回学生発表会 2010/03/12
17

漬かること-漬物の栄養と家庭用塩の消費実態調査-

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漬物における塩の役割、漬物の栄養、家庭における漬物との関わりについて紹介した。
眞壁 優美 (社)全国漬物検査協会 第19回漬物技術研究セミナー 2010/03/16

平成20年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

溶存酸素濃度測定法の可能性検討

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腐食マップの構築を目的に、製塩環境下におけるステンレス316鋼の孔食の発生条件の作成を試み、孔食電位の推定モデルを作成した。引き続き腐食電位の推定モデルの作成を検討しているが、溶存酸素濃度の測定が困難なため、腐食電位への溶存酸素濃度の影響について明確にできないのが現状である。そこで、本報告では、電流‐電位曲線における拡散限界電流密度から溶存酸素濃度を測定する方法を検討した。得られた結果より溶存酸素濃度と拡散限界電流密度には比例関係が確認され、測定のできる可能性が示唆された。今後は製塩環境における溶液組成および温度を変化させて測定を行い、本測定法を検証する。

中村 彰夫、
長谷川 正巳
日本海水学会 第59年会 2008/06/05
2

塩試料における海洋細菌および高度好塩菌の至適検査方法の検討

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塩試料における海洋性細菌および高度好塩菌検査方法について検討した結果、試料希釈時の塩化ナトリウム濃度は、いずれの微生物も希釈後の塩化ナトリウム濃度が高いほど菌数は多いことが示された。希釈水へのペプトンの添加の影響は、無添加と比較するといずれの微生物も菌数は多くなった。接種方法は、いずれの微生物においても液体培地と比較して固体培地のほうが微生物数は多かった。培養温度については、海洋性細菌は、20~40℃の範囲では、20~25℃が最も菌数が多く、20~25℃の温度範囲では、培養温度が高いほど培養時間を短縮できることが示された。高度好塩菌については、35~40℃が最も菌数が多く測定できることが示された。

中山 由佳、
野田 寧
日本海水学会 第59年会 2008/06/06
3

塩の用途開発に関する研究(第1報)-ダイコン栽培における塩の散布と品質向上に関する検討-

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ダイコン栽培における塩の散布と品質向上について検討した結果、根部の大きさ、かたさは、対照区と塩散布区との間には相違が認められなかった。塩散布量が増加すると各部位の糖度は上昇する傾向が認められ、平均値の検定では、塩散布30g/株区が対照区に対し高度に有意であった。ダイコンおろしの官能評価を行った結果、糖度4.1%以上と3.9%以下では有意に甘さが異なることが分かったことから、塩散布30g/株区が他の区に比較して、甘くなることが示唆された。

篠原 富男、
眞壁 優美、
谷井 潤郎、
鍵和田 賢一
日本海水学会 第59年会 2008/06/06
4

市販食用塩の品質調査(2004年~2007年)

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2004~2007年にかけて市販食用塩調査として、主成分、微量成分の測定を行った。
主成分結果はこれまでの調査と同様に、輸入製品と比較して国産製品は塩化ナトリウム純度が低い傾向にあった。
岩塩・湖塩については組成による分類は困難であるが、微量成分から産地などの特性が得られる可能性が示唆された。
藻塩製品の多くからヒ素が検出され、食用塩中のヒ素の安全性について、今度も検討が必要であると考えられた。
フッ素は一部の製法の製品から検出され、製塩方法によってフッ素の挙動が異なることが示唆された。
一般生菌が一部の製品から基準値以下ながらも検出され、今後の調査では海洋性細菌、高度好塩菌も調査項目とすることが適当であると考えられた。

澤田 麻衣子、
新野 靖、
西村 ひとみ、
野田 寧
日本海水学会 第59年会 2008/06/06
5

塩化ナトリウム結晶表面に付着した微量苦汁成分の固結現象への影響(第2報)-吸湿環境下における微量苦汁成分の変化と乾燥固結との関係-

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海水由来の苦汁成分が結晶表面に存在する食塩の乾燥固結を検討した。乾燥固結は吸湿に伴うNaClの溶解量と相関があることが示唆された。また、これまでの結果より、苦汁組成をH2O/(CaCl2+MgCl2)で6~12の範囲に保持することで、食塩の固結現象は抑制可能であると考えられた。一方、実際の流通過程での食塩の吸湿量はH2O/(CaCl2+MgCl2)で6~10程度と想定されるため、実際には乾燥固結を生じることはなく、今後は吸湿固結を主体に検討を進める予定である。

鴨志田 智之、
長谷川 正巳
日本海水学会 第59年会 2008/06/06
6

微結晶の付着挙動を利用した塩化ナトリウム結晶の成長速度の向上(第2報)-攪拌操作で発生した結晶核が結晶成長速度に及ぼす影響-

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微結晶の付着を考慮した結晶成長機構について検討するため、過飽和溶液を撹拌することにより発生させた微結晶が結晶成長速度に与える影響を検討した。その結果、これまでの知見と同様、微結晶数の増加に従い結晶成長速度は増大し、得られた結晶の断面に液泡等は見られなかった。また、検討した範囲では、種晶の表面状態は成長結晶の表面状態に影響を残すが、その成長速度は本報で作成した実験式が適用でき、表面状態は結晶成長速度への影響が小さいことが示された。

正岡 功士、
尾上 薫*、
長谷川 正巳
*:千葉工業大学
日本海水学会 第59年会 2008/06/06
7

イオン交換膜法製塩工場の海水ろ過工程における課題

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イオン交換膜法製塩工場の海水ろ過工程における現状と課題を紹介するとともに、当所の取り組みについて紹介した。

渕脇 哲司 日本海水学会 第59年会総合シンポジウム 2008/06/06
8

うどんの食感に及ぼす塩類の影響

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塩の苦汁成分がうどんの性状にどのように寄与しているか明らかにするために、うどんに対する各種塩類の影響を検討した。各塩類を用いた場合、生うどんの物性はNaCl,KClを用いた生地が最も伸びやすく柔らかく、CaSO4を用いた生地が最も伸びにくく硬かった。タンパク質利用率はNaCl,KClにおいて高かったことから生地中のグルテン形成の程度が異なるためと推測された。また電子顕微鏡写真ではCaSO4の結晶が見られ、物理的にグルテン形成を阻害していることが示唆された。ゆでうどんでは、生うどんの場合と比較し各塩類の影響は小さくなることが分かった。市販塩を用いた場合、生うどんは塩種による差が見られたが、その差は単成分の場合と比較して小さかった。ゆでうどんでは物性評価、官能評価の結果に差はなく、いずれの塩を使っても食べたときの食味には大きな違いはないことが分かった。

眞壁 優美 (社)日本調理科学会 平成20年度大会 2008/08/29
9

塩試料における海洋性細菌および高度好塩菌の至適検査方法の検討

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塩試料における海洋性細菌および高度好塩菌検査方法について検討した結果、試料希釈時の塩化ナトリウム濃度は、いずれの微生物も希釈後の塩化ナトリウム濃度が高いほど菌数は多いことが示された。希釈水へのペプトンの添加の影響は、無添加と比較するといずれの微生物も菌数は多くなった。接種方法は、いずれの微生物においても液体培地と比較して固体培地のほうが微生物数は多かった。培養温度については、海洋性細菌は、20~40℃の範囲では、20~25℃が最も菌数が多く、20~25℃の温度範囲では、培養温度が高いほど培養時間を短縮できることが示された。高度好塩菌については、35~40℃が最も菌数が多く測定できることが示された。

中山 由佳、
野田 寧
日本防菌防黴学会 第35回年次大会 2008/09/12
10

Effect of adhesion by suspended fine crystals in crystal growth rate of sodium chloride

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微結晶の付着現象を工業的に利用するための基礎的検討を実施した結果を報告する。検討には、冷却式流動層型晶析装置を用いた。種晶を投入した流動層に種々の微結晶を含む過飽和溶液を供給し、過飽和度、微結晶数、および種晶の粒径変化を計測した。その結果、微結晶の付着現象が結晶成長速度に影響することが確認された。さらに、結晶品質と結晶成長速度との関係を評価し、実用化の可能性について検討した。

正岡 功士、
長谷川 正巳、
尾上 薫*
*:千葉工業大学
17th International Symposium on Industrial Crystallization 2008/09/14
11

Effect of adhesion by suspended fine crystals on crystal growth rate of sodium chloride

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微結晶の付着現象を工業的に利用するための基礎的検討を実施した結果を報告する。検討には、冷却式流動層型晶析装置を用いた。種晶を投入した流動層に種々の微結晶を含む過飽和溶液を供給し、過飽和度、微結晶数、および種晶の粒径変化を計測した。その結果、微結晶の付着現象が結晶成長速度に影響することが確認された。さらに、結晶品質と結晶成長速度との関係を評価し、実用化の可能性について検討した。

正岡 功士、
長谷川 正巳、
尾上 薫*
*:千葉工業大学
第4回粉体技術における工業晶析国際シンポジウム 2008/10/27
12

塩の品質と調理・食品加工

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様々な塩が店頭に並ぶようになったが、実際に調理・食品加工に使用した場合、どのような差があるのか?多くの文献や実際の研究から塩の品質と調理加工食品との関係を解説した。

眞壁 優美 日本海水学会 塩と食の研究会 2009/03/19

平成19年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

純水浸透を用いたステンレス鋼すきま腐食の抑制(第2報)-フランジを対象とした実用化に関する検討-

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ステンレス製フランジ接合部におけるすきま腐食を抑制することを目的に、実装置を想定した純水浸透機構を適用し、濃厚塩化物溶液中での抑制効果を検討した。14日間の連続操作後の抑制効果を観察すると、純水浸透をしなかったフランジにおいてはすきま腐食の発生を確認したが、純水浸透を行ったフランジはすきま腐食が観察されなかった。したがって、純水浸透によりフランジ接合部におけるすきま腐食を抑制できることが示唆された。

中村 彰夫、
井上 博之*
*:大阪府立大
日本海水学会 第58年会 2007/06/05
2

製塩環境中のステンレス鋼の孔食電位に対する塩化物イオン濃度、pHおよび液温の影響

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ステンレス316鋼の孔食発生に対する製塩環境模擬溶液の腐食因子の影響を孔食電位の測定より検討した。塩化物イオン濃度、液温およびpHにより孔食電位が影響を受けることが明らかとなった。pHについては中性域では孔食電位は濃度、液温によらずpHに対してほぼ一定の傾きを示し、さらにpHが上昇することにより、孔食電位が急激に貴化した。塩化物イオン濃度および液温については溶液のpHが調整されていない場合、孔食電位は塩化物イオン濃度の対数、液温の逆数に相関があることが確認された。孔食電位が急速に貴化する高pH域を除いた条件において、塩化物イオン濃度の対数、液温の逆数およびpHによる実験式の作成を行い、良好な相関が見られた。

中村 彰夫、
井上 博之*
*:大阪府立大
日本海水学会 第58年会 2007/06/05
3

道路用塩の品質規格に適用された水質汚濁防止法排水基準項目に関する分析法の検討

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道路用塩の品質規格には、水質汚濁防止法の排水基準が適用されており、無機成分および有機成分を合わせて合計16項目が定められている。当研究所では、塩におけるこのような分析ニーズにも応えるため、水質汚濁防止法の排水基準項目について分析法の整備を進めており、これまで無機成分10項目を整備した。残りの有機成分6項目についても公定法を適用したが、塩からの目的成分の抽出効率が悪くなり、適切な検出が困難となる場合が見られた。そこで、本研究では、水質汚濁防止法の排水基準項目のうち、有機成分6項目について公定法を基に塩における分析法を検討した結果、水質汚濁防止法の排水基準項目の有機成分6項目について、公定法に準拠した塩固有の分析法を構築し、道路用塩の品質規格に対する判定を可能とした。

麻田 拓矢、
野田 寧、
福田 高士、
谷井 潤郎
日本海水学会 第58年会 2007/06/05
4

わが国の海水資源利用の現状と将来

長谷川 正巳 日本海水学会 若手会企画シンポジウム 2007/06/05
5

製塩技術の現状と将来

渕脇 哲司 日本海水学会 若手会企画シンポジウム 2007/06/05
6

塩化ナトリウム結晶へ表面に付着した微量苦汁成分の固結現象への影響

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微量の苦汁成分が結晶表面に存在した場合のNaClの吸湿固結現象を検討した。この結果、吸湿環境下ではCaCl2とMgCl2が6水塩となるまで水分が上昇し、その過程においてNaCl微結晶が析出することが明らかとなった。また、製造直後のH2O/(CaCl2+MgCl2)が小さいほどNaCl微結晶の析出量が多く、固結強度が増大することが示唆された。しかし、吸湿環境下においてNaCl微結晶が析出する機構については、未だ明らかではなく、今後、機構面での検討を進めていく予定である。

鴨志田 智之、
長谷川 正巳
日本海水学会 第58年会 2007/06/06
7

うどんの食感に及ぼす塩類の影響

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生うどんにおいては、塩類間、塩種間で物性の違いが見られたが、ゆでうどんにおいては物性および官能評価での違いはほとんどなく、市販塩程度の苦汁量ではうどんの食味への影響は小さいと考えられた。

眞壁 優美、
中山 由佳、
谷井 潤郎
日本海水学会 第58年会 2007/06/06
8

ビタミンCの酸化挙動に及ぼす塩類の影響

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市販食用塩の品質の違いによるAsAの酸化挙動を検討し、pHの高い2種では酸化が生じ易いことが明らかとなった。そこで、pHの影響について検討した結果、pHが中性領域より酸性側で、NaClの存在によって酸化が抑制されることがわかった。また、塩類の違いについて検討した結果、塩化物では酸化抑制効果が高く、硫酸塩ではむしろ酸化を促進することが明らかとなった。

中山 由佳、
谷井 潤郎
日本海水学会 第58年会 2007/06/06
9

食品中の残留農薬に関するポジティブリスト制度への対応-塩および製塩資料を対象とした農薬分析法の検討-

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道路用塩の品質規格には、水質汚濁防止法の排水基準が適用されており、無機成分および有機成分を合わせて合計16項目が定められている。当研究所では、塩におけるこのような分析ニーズにも応えるため、水質汚濁防止法の排水基準項目について分析法の整備を進めており、これまで無機成分10項目を整備した。残りの有機成分6項目についても公定法を適用したが、塩からの目的成分の抽出効率が悪くなり、適切な検出が困難となる場合が見られた。そこで、本研究では、水質汚濁防止法の排水基準項目のうち、有機成分6項目について公定法を基に塩における分析法を検討した結果、水質汚濁防止法の排水基準項目の有機成分6項目について、公定法に準拠した塩固有の分析法を構築し、道路用塩の品質規格に対する判定を可能とした。

野田 寧、
麻田 拓矢、
福田 高士、
谷井 潤郎
日本海水学会 第58年会 2007/06/06
10

食の安全性確保-ポジティブリスト制度を中心に

野田 寧 日本海水学会環境・生態系・生物資源研究会 食と水の安全安心シンポジウム 2008/03/24

平成18年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

晶析プロセスの分析・試験技術

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技術情報協会「晶析プロセスの基礎・設計 スケールアップと試験評価」において、当研究所において開発した種々のインライン計測技術を講演した。

長谷川 正巳 (株)技術情報協会 セミナー「晶析プロセスの基礎・設計 スケールアップと試験評価」 2006/05/23
2

残留農薬のポジティブリスト制度に係る分析法の検討

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ポジティブリスト制度に対応した塩についての農薬の選定における分析方法を開発した。このうち一斉分析法について発表した。

野田 寧、
麻田 拓矢、
谷井 潤郎
日本海水学会 第57年会 2006/05/30
3

ジルコニウム担持樹脂固相抽出法を用いた塩中のフッ化物イオンの分離分析

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塩中のフッ化物イオンの分離濃縮法としてジルコニウム担持弱陽イオン交換樹脂カートリッジを用いた前処理法を検討し、操作条件を確立した。得られた条件により、市販塩中のフッ化物イオン量を測定した結果、イオン交換膜製塩法による塩中のフッ化物イオン量は少ない傾向にあった。

新野 靖、
芳賀 麻衣子
日本海水学会 第57年会 2006/05/30
4

高速ろ過システムの開発(第1報)-製塩工程への適用によるろ過性能の検証-

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高速ろ過装置について、製塩工程への適用について検討した。その結果、圧縮性濁質が少ない海水を対象とした場合には、所内試験と同様の操作条件で工程に適用できると考えられた。圧縮性濁質が多い海水を対象とする場合には、現行の装置構造でも凝集剤添加量、ろ過流速および円筒カラム層高を制御することにより、工程に適用できると考えられた。

渕脇 哲司、
麻田 拓矢、
福田 高士、
吉川 直人
日本海水学会 第57年会 2006/05/31
5

現行ろ過器の複層化による改善効果

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現行砂ろ過器の複層化による改善効果について検討した。その結果、複層化によって大幅な逆洗間隔の延長が可能になることが明らかとなった。これにより、砂ろ過器に充填するろ過砂の有効径を小さくすることができ、より清澄なろ過海水が得られるものと考えられた。

麻田 拓矢、
渕脇 哲司、
吉川 直人
日本海水学会 第57年会 2006/05/31
6

製塩環境における装置材料の局部腐食感受性評価(第2報)-電位ノイズ法による汎用ステンレス鋼の局部腐食感受性評価法の検討-

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発生初期の局部腐食の検出が可能な電位ノイズ法を用い、SUS316鋼の孔食発生のモニタリングを試みた。その結果、環境変化に対するノイズの発生頻度より、孔食感受性を評価できることが明らかとなった。

中村 彰夫、
加留部 智彦、
吉川 直人、
井上 博之*
*:大阪府大・工
日本海水学会 第57年会 2006/05/31
7

微結晶の付着挙動を利用した塩化ナトリウム結晶の生産速度の向上(第1報)-冷却式流動層型晶析装置を用いた懸濁微結晶数と結晶成長速度の関係の検討-

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冷却式流動層型晶析装置を用いて、微結晶の付着に伴う結晶成長速度の向上について検討した。その結果、微結晶数の増加に従い結晶成長速度は増大したが、得られた結晶中の液泡量は結晶成長速度の影響を受けないことが示唆された。

正岡 功士、
吉川 直人、
長谷川 正巳
日本海水学会 第57年会 2006/05/31
8

野菜の脱水・浸透挙動におけるNaClの作用

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野菜の脱水、浸透挙動におけるNaClの作用について検討した。その結果、濃度差による物質移動式を適用することにより、脱水、浸透挙動をモデル化することができた。また、本モデルを適用することにより、漬物製造における操作設計が可能になることが示唆された。

中山 由佳、
谷井 潤郎、
長谷川 正巳
日本海水学会 第57年会 2006/05/31
9

製塩環境下における局部腐食発生条件の環境マップ作成の試み

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製塩環境における装置材料の環境マップの作成を過去に行なわれた研究から試みた。対象の腐食形態は代表的な局部腐食である応力腐食割れ、孔食およびすきま腐食を選定した。応力腐食割れの発生条件を整理した結果、発生電位は孔食電位およびすきま腐食電位の近傍であった。製塩模擬環境下における孔食電位、すきま腐食再不動態化電位および腐食電位の3つの電位のマップ化を試みた結果および今後の研究の展開について報告した。

中村 彰夫 日本海水学会 第44回海水環境構造物腐食防食研究会 2006/09/15
10

各種製塩プロセスのコスト比較とイオン交換膜製塩法におけるコスト低減に向けた課題

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イオン交換膜製塩工場の海水ろ過および濃縮工程における海水処理上の問題点および前記問題点に関するこれまでの研究概要を紹介すると共に、今後の検討課題について提示した。

吉川 直人 日本海水学会電気透析および膜技術研究会 第34回荷電膜コロキウム 2006/10/27
11

イオン交換膜製塩工場の海水ろ過および濃縮工程における課題

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各種製塩プロセスのコスト比較をすることにより、イオン交換膜製塩法の優位性を確認するとともに、採かん工程を中心として、イオン交換膜製塩法におけるコスト低減に向けた課題を整理した。採かん工程における主な課題は、透析電力原単位の低減、電気透析槽の解体周期の延長であり、透析電力原単位を低減するために有効であるイオン交換膜の電気抵抗を低減させる方法、効果について整理した。一方、電気透析槽の解体洗浄周期の延長に対しては、ろ過、電気透析槽、イオン交換膜を一体と考えて、相互開発することが重要である旨を示した。

渕脇 哲司 日本海水学会電気透析および膜技術研究会 第34回荷電膜コロキウム 2006/10/27
12

塩化ナトリウム結晶生産における結晶成長速度の向上と結晶品質への影響

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微結晶の付着促進による結晶成長速度の向上を目的に、冷却式流動層型晶析装置を用いて、溶液中に懸濁する微結晶数と結晶成長速度との関係を検討した。また、同装置および撹拌槽型晶析装置を用いて、結晶成長速度が向上した場合の結晶品質(液泡、K、Br取込量)について検討した。

正岡 功士、
長谷川 正巳
(社)化学工学会中国四国支部 徳島大会 2006/10/28
13

塩化ナトリウム結晶生産における結晶成長速度の向上と結晶品質への影響

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微結晶の付着促進による結晶成長速度の向上を目的に、冷却式流動層型晶析装置を用いて、溶液中に懸濁する微結晶数と結晶成長速度との関係を検討した。また、同装置および撹拌槽型晶析装置を用いて、結晶成長速度が向上した場合の結晶品質(液泡、K、Br取込量)について検討した。

正岡 功士、
長谷川 正巳
第2回国際粉体技術フォーラム 2006/11/09
14

母液組成による製品結晶品質への影響

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微結晶の付着現象を用いた結晶成長速度の向上を達成するための基礎的検討を実施した。
結晶成長速度は、懸濁微結晶数が多いほど高くなると考えられた。
(1)
結晶形状は成長結晶は種晶と同様に立方体であるが、結晶表面には多数の凹凸が観察された。
(2)
結晶成長速度を向上させても液泡量への影響は小さいことが示唆された。
(3)
K、Br取込量は結晶成長速度だけでは整理できず、粒径の増加とともに減少すると考えられた。また、凝集が顕著な条件では取込は抑制され、磨耗が顕著となる条件では増加すると考えられた。

長谷川 正巳、
正岡 功士
(財)ソルト・サイエンス研究財団 理工学プロジェクト総括討論会 2006/11/20
15

食品に残留する農薬等のポジティブリスト制度について

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食品衛生法におけるポジティブリスト制度について一般的な概要を説明し、対応について解説を行った後に、センターの対応についても紹介した。

野田 寧 日本海水学会環境・生態系・生物資源研究会 シンポジウム 2006/12/09

平成17年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

製塩環境における装置材料の局部腐食に及ぼすpHの影響

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製塩装置材料における局部腐食発生に対するpHの影響を検討した。pH制御について、アルカリスケールが発生しない pH8を上限として試験を行なった。SUS316鋼の孔食電位は塩化物イオン濃度の上昇、pHの低下と共に、それぞれ卑側に移行した。また、YUS270鋼は隙間腐食が発生し、孔食電位の測定が不可能であったが、発生した電位はSUS316鋼と比較して、明らかに貴な孔食電位を有することが示唆された。

中村 彰夫、
加留部 智彦
(社)腐食防食協会 材料と環境2005 2005/05/27
2

製塩環境における装置材料の局部腐食感受性評価(第1報)-汎用ステンレス鋼の孔食感受性評価-

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製塩装置材料における孔食発生に対するpHの影響を検討した。孔色電位は温度、塩化物イオン濃度の上昇、pHの低下と共に、それぞれ卑側に移行した。温度が高いほどpHの上昇による孔食電位への貴化が確認された。YUS270鋼はSUS304、316鋼と比較して有意な孔食電位を示すことが示唆された。

中村 彰夫、
加留部 智彦、
井上 博之*
*:大阪府大・工
日本海水学会 第56年会 2005/06/01
3

塩化ナトリウム結晶成長におけるカリウム、臭化物イオンの取り込み現象(第3報)-結晶品質に対する結晶成長速度の影響-

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連続装置の定常状態における取込現象について検討したところ、これまでの検討と同様に微結晶の付着挙動が、カリウムおよび臭化物イオンの取込に影響していることが示唆された。

正岡 功士、
長谷川 正巳
日本海水学会 第56年会 2005/06/02
4

粒子間力のモデル化によるせんごう塩の流動性評価

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塩粒子間に作用する粒子間力(van der Waals力、粘着力、液架橋付着力)について、流動性への影響をモデル化することにより、せんごう塩の流動性に対する結晶水分、付着苦汁成分の影響を明らかにした。

鴨志田 智之、
篠原 富男
日本海水学会 第56年会 2005/06/02
5

製塩試料における微生物検査方法の検討(第1報)-一般生菌検査方法の検討-

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製塩試料における一般生菌検査方法について検討した。その結果、製塩試料においては、測定方法の差異による影響はなく、公定法の適用に問題ないことが示された。しかし、不溶解分が多い試料については、MF法または表面塗抹法が、菌数が少ない試料には、MF法が検査に適していた。

中山 由佳、
新野 靖
日本海水学会 第56年会 2005/06/03
6

塩の安全性評価技術の開発-PCBの分析方法の検討-

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ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、代表的な環境汚染物質の一つであるが、化学的に安定であるため、製造、使用禁止の措置が講じられた今日でも環境中に残留しているといわれている。PCBの分析法は日本工業規格や環境省告示など ( 以下、公定法 ) で示されているが、環境での存在形態などにより様々な試料が想定され、また極微量レベルのPCBを選択的に検出する必要があるため、複雑で煩雑な前処理と高度な分析機器を用いる方法が公定法として適用されている。
本報は、塩および製塩工程における安全性を検証する上で必要な分析技術を開発しており、測定対象を塩、海水を始めとする製塩工程試料に限定することで、公定法と比較して簡易な前処理操作および機器分析方法を明らかにした。
定量下限は海水試料中のCoPCBについて0.05ng/Lであり、塩の場合には0.5ng/kgであった。海水試料については公定法で0.01ng/L、環境基本法で0.05ng/Lを目標定量下限としており、本法は環境基本法の目標定量下限を達成できた。本法を用いて相模湾海水、食塩、および天日塩(メキシコ産)を分析した結果、いずれもPCBは未検出であった。

野田 寧、
新野 靖
日本海水学会 第56年会 2005/06/03
7

塩組成の違いによる梅干しの脱水浸透作用への影響

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組成の異なる塩製品を用い、梅干し製造における脱水浸透作用を検討した結果、精製塩を用いた場合の梅実の脱水量は、添加したNaCl量と共に直線的に増大した。一方、苦汁成分、水分の多い塩種を用いた場合には同一の全塩分量あるいはNaCl量でも、精製塩に比べやや脱水量が多くなった。また、梅実へのNaCl浸透量と脱水量との関係に着目すると、梅実からの脱水が起こり、脱水量に応じて梅酢、梅実中のNaCl濃度が平衡に達することが示唆された。その他の無機成分(Ca、Mg、SO4、K)の挙動については、梅実および梅酢中の各成分量 / 水分がほぼ一定であり、成分ごとに平衡状態に達することが示唆された。クエン酸、リンゴ酸については、梅実から梅酢への移行が観察され、その移行量に塩成分の影響は見られなかった。

中山 由佳、
党 弘之、
眞壁 優美、
吉田 誠*、
曽我 綾香*、
小清水 正美*
*:農業総合研究所
(社)日本食品科学工学会 第52回大会 2005/08/30
8

ジルコニウム共沈/キレートディスク併用法による高塩分濃度溶液中微量金属の多元素同時濃縮法-三価・六価のクロムの濃縮特性と分別定量-

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高塩分濃度溶液中の微量金属をキレートディスク法で濃縮する場合、クロル錯体生成により回収率の低下が見られたが、アルカリ性 (pH8.8) で処理することにより多くの元素を同時に濃縮できた。この場合、キレート樹脂への吸着に加え、一部の元素は水酸化物となって沈殿捕集される。
本報では、この沈殿捕集に着目し、三価、六価のイオン形態別定量が求められるクロムを同時捕捉するため、ジルコニウム共沈法を併用して濃縮する方法を検討した。その結果、還元処理の有無により、全Cr およびCr(Ⅲ)を測定することが可能となり、計算によってCr(Ⅵ)を求めることができた。本法を市販の食用塩に適用した結果、3μg/kgまでの定量が可能であった。なお、天日塩中のCrは全てCr(Ⅲ)として検出された。
新野 靖 (社)日本分析化学会 第54年会 2005/09/14
9

濃厚塩化物水溶液における電位ノイズと孔食電位

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本研究においては、局部腐食の検出が可能な電位ノイズ法に着目し、濃厚塩化物水溶液である製塩模擬溶液において、温度、DO濃度およびpHを変化させ、その際のSUS316鋼の孔食発生をモニタリングした。
その結果、いずれの試験条件においても、試験片の電位が孔食電位近傍の値を示す際に、顕著な電位ノイズの発生が確認された。また、KCl析出開始点模擬溶液において、液温変化による孔食の発生を、電位ノイズ測定の結果から検出可能であることが確認できた。さらに、析出開始点模擬溶液において同じく、pHの上昇による孔食の発生を、電位ノイズ測定により検出できた。
以上の結果より、電位ノイズ法を用いた製塩工程の孔食モニタリングは可能と考えられる。
中村 彰夫、
加留部 智彦、
井上 博之*
*:大阪府大・工
(社)腐食防食協会 ENA分科会 腐食防食シンポジウム 2005/12/09

平成16年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

陰イオン交換樹脂濃縮/ICP-AES 法による塩中の Cd の分析

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Cdが塩化物イオン溶液中でアニオン錯体として溶存することを利用し、これを陰イオン交換樹脂で分離濃縮してICP-AES法で分析する方法を検討した。塩酸酸性溶液(NaCl20%/500ml)中のCdの吸着率は90%以上と高く、希釈硝酸(100ml)で脱離することにより、良好な回収率で分析可能であった。

永谷 剛、
古賀 明洋、
福田 高士、
新野 靖、
吉川 直人
(社)日本分析化学会 第65回分析化学討論会 2004/05/15
2

製塩工程晶析装置内の母液濃縮挙動の解析

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晶析工程における濃縮液(母液)の成分組成を求める実験式を検討した。その結果、純塩率・温度・マグネシウム濃度をパラメーターとし、臭化物イオン、カルシウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイオンおよび塩化物イオンの各濃度を算出する実験式を作成した。

正岡 功士、
加留部 智彦、
中村 彰夫、
篠原 富男
日本海水学会 第55年会 2004/06/09
3

亜鉛イオンのイオン交換膜透過性の検討

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高濃度塩化物イオン溶液中において、亜鉛イオンの溶存種ごとの溶存状態割合、陽・陰イオン交換膜透過性の関係について検討した。その結果、陽・陰イオン交換膜の電流密度およびイオン透過速度の関係において、亜鉛溶存種ごとの定量的な解析が可能となった。

永谷 剛、
吉川 直人
日本海水学会 第55年会 2004/06/09
4

イオン交換スペーサーの合成と利用

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イオン交換膜合成において、ポリ塩化ビニル(PVC)基材へのスチレン-ジビニルベンゼンの浸潤により形成されたPS-rich相に、イオン交換基が導入される性質を利用し、網状に成型されたPVC基材を用い、イオン交換スペーサーを合成した。得られたスペーサーのイオン交換容量は、市販イオン交換膜(1.0~2.5( meq/g ))と比較し、遜色のない値を示した。また、得られたイオン交換スペーサーを用いて、電気透析槽における低抵抗化の可能性について検討した結果、十分な効果が得られた。

永谷 剛、
福田 高士、
吉川 直人
日本海水学会 第55年会 2004/06/09
5

高強度陰イオン交換膜の開発

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イオン交換膜の耐久性を向上させることを目的として、高強度イオン交換膜の合成を検討した。結果、基材として 120d(デニール)のポリ塩化ビニル(PVC)基布を使用し、陰イオン交換基の導入にトリメチルアミンを使用することにより、市販の陰イオン交換膜と同等の電気抵抗、濃縮性能を有し、かつ約3倍の破裂強度を有する高強度陰イオン交換膜の合成が可能となった。

福田 高士、
永谷 剛、
吉川 直人
日本海水学会 第55年会 2004/06/09
6

各種製塩プロセスのコスト比較

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製塩コストを低減するためにはイオン交換膜製塩法(以下イオン製塩法)に替わるプロセスの構築あるいは現状のイオン製塩法の改善が必要である。イオン製塩法の製塩コスト面での位置付けを確認するため、現状技術で実現可能な蒸発法(多重効用法、蒸気圧縮法およびこれらの組み合わせ)とイオン製塩法によるシミュレーションを実施し、製塩コストを比較した。

吉川 直人 日本海水学会 第55年会 2004/06/10
7

イオン交換膜電気透析槽の流路閉塞に関わる要因の検討

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小型電槽を用いた6ヶ月間の運転試験を実施し、濁質および陰・陽イオン交換膜の荷電による選択的な付着、スペーサーなど電槽構造物への物理的な付着による流路閉塞への影響を検討した。また、粒径の異なったろ過砂を用いたろ過実験を実施し、砂ろ過における濁質の挙動と電槽への付着との関係について検討した。その結果、電槽における流路閉塞の主要な要因は、スペーサーの潮道への濁質の付着であり、こうした付着を抑制するためには、ろ過性能の向上でだけでなく、逆洗操作直後の清澄時間を適切に管理する必要があると考えた。

麻田 拓矢、
渕脇 哲司
日本海水学会 第55年会 2004/06/10
8

高速ろ過システムにおける装置設計緒元の検討

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高速ろ過装置で用いる繊維状ろ材は、流速、ろ過の継続によりろ層が圧縮し、ろ過性能に変化を与える。そこで、本報告では基本的な設計要因および装置構造について検討した。その結果、装置の設計諸元を明らかにすると共に、ろ過性能に関するシミュレーションを可能とした。これを利用し、これまでに提案してきたろ過装置性能のシミュレーションを行った結果、適切な装置構造であることが確認された。

渕脇 哲司、
麻田 拓矢
日本海水学会 第55年会 2004/06/10
9

シンポジウム「海洋を科学する-海を活かす-」PartⅢ 製塩工程における問題点-海水ろ過および濃縮工程の問題点-

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イオン交換膜電気透析装置を用いる製塩法において、海水中の懸濁物や生物がイオン交換膜やスペーサーに付着し、流路の閉塞、膜の破壊等のトラブルを発生させている。そこで、原因物質の解明や除去方法等水質の改善策を検討することを目的として、これまで取り組んできた海水濁質の内容と膜付着物、ろ過法と水質および新しいろ過システムの開発等について紹介した。

渕脇 哲司 日本海水学会 第55年会 シンポジウム 2004/06/10
10

市販にがりの品質調査

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市販されているにがりの品質を調査することを目的とし、収集したにがりについて、主成分、微量成分の分析を行った。にがりには、海水をそのまま濃縮した製塩にがりと海水をイオン交換膜で濃縮した製塩にがりがあるが、後者のにがりの方が高濃度でCaが含まれているといった特徴がみられた。各にがりの全塩分濃度には大きな差はないが、Mg濃度は1.0~5.0%、NaCl濃度は2.4~21.9%と商品によって濃縮度がまちまちであり、同量使用した場合、調理品の仕上がりや味覚などへの影響が考えられた。
微量成分では、Zn、Cu、Ni、Fe,およびMnを多く含むにがりが見られた。これらは、海水からにがりへの濃縮を考慮した濃度よりも多く含まれている為、海水中に溶存している成分以外からの混入であると考えられた。その他、Moが海水の濃縮度に比例して含まれていること、また、海洋深層水利用商品の成分がその他の商品と差が見られないことなどの知見が得られた。

芳賀 麻衣子、
西村 ひとみ、
関 洋子、
新野 靖
日本調理科学会 平成16年度大会 2004/09/09
11

Synthesis of High-strength Anion-exchange Membrane

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イオン交換膜製塩において、イオン交換膜の耐久性の向上は、設備コストの低減に寄与する。耐久性向上には、耐薬品性、機械的強度が重要であり、このうち、機械的強度を向上させる方法の一つとして、イオン交換膜の基材として使用される繊維の径を太くすることが挙げられる。しかし繊維径を太くすることにより、膜厚は増加し、それに伴い電気抵抗が増大するといった問題がある。本研究では陰イオン交換膜の高強度化を目的とし、基材の繊維径および陰イオン交換基の導入に用いるアミン種を変化させることにより、膜の破裂強度、電気抵抗、および濃縮性能に与える影響について検討した。その結果、繊維径を太くし、アミン種を検討することにより、市販膜と比較して電気抵抗、濃縮性能は同等で、破裂強度が約3倍の膜の合成が可能となった。

吉川 直人、
福田 高士、
永谷 剛
2004年電気化学日米合同大会 2004/10/03
12

Synthesis of Ion-exchange Spacer for Electrodialyzer

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電気式脱塩装置の脱塩室には、供給される溶液の乱流拡散を目的とし、網状物よりなるスペーサーが充填されており、スペーサーにイオン交換基を導入することで、槽抵抗は減少することが既に報告されている。このようなイオン交換スペーサーについて、安価かつ簡易な合成法を検討した。その結果、塩化ビニル製の網状物質をスチレン/ジビニルベンゼン/重合剤混合溶液に浸漬、重合し、イオン交換基を導入することで容易にイオン交換スペーサーが合成されることを明らかにした。また、得られたイオン交換スペーサーを電気透析槽に設置したところ、槽抵抗は減少し、消費電力の低減が可能であることが確認された。

永谷 剛、
吉川 直人
2004年電気化学日米合同大会 2004/10/03
13

どのような品質の塩が売られているか?

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日本国内で市販されている食用塩は、平成9年4月の塩専売制度廃止という情勢変化の中で急速に多様化し、さまざまな品質の商品が流通している現状にある。特に、消費者の自然志向に合わせた商品が多く見受けられ、国内の小規模生産による天日塩、また、輸入された天日塩、岩塩の増加が目立っており、輸入国は30カ国に達している。これら商品の品質は?というと、製法はさまざまであり、精製された高純度のものからにがり成分を多く含んだものがあるが、一部には砂や土を除かないまま商品化されているものもある。塩は"食品"であるのでその安全性が求められるが、日本には公的な製造・品質に関する基準がなく、中には品質管理が十分でない商品も市場に出回っていることは憂慮しなければならない点である。

新野 靖 (財)ソルト・サイエンス研究財団 ソルトサイエンスシンポジウム2004 2004/10/18
14

陰イオン交換膜の高強度化に関する検討

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高強度陰イオン交換膜の合成条件のt最適化を目的とし、基材繊維径および導入するイオン交換基を変化させることにより、合成条件について検討した。その結果、120デニールの基材繊維を使用し、イオン交換基としてトリメチルアミンを導入することにより、市販膜と同等の電気抵抗、濃縮性能を有し、市販膜の約3倍の破裂強度を有する高強度陰イオン交換膜の合成が可能となり、高強度陰イオン交換膜として最適であることを示した。

福田 高士、
永谷 剛、
吉川 直人
日本海水学会電気透析および膜技術研究会 第30回記念 荷電膜コロキウム 2004/11/18
15

イオン交換スペーサーの合成とその応用

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塩化ビニル製の網状物質をスチレン/ジビニルベンゼン/重合剤混合溶液に浸漬、重合し、イオン交換基を導入する、簡易的なイオン交換スペーサー合成法を確立した。また、イオン交換スペーサーを利用することにより、脱塩処理における消費電力の低減効果が見られ、電気透析において微量金属の透過性が変化することが確認された。イオン交換膜に特別な処理を施すことなく、脱塩室雰囲気を変化させることでイオン交換膜におけるイオン透過性に変化が現れたことは、各種イオンのイオン交換膜透過性を解析していく上で、重要な知見となると考えられた。

永谷 剛、
福田 高士、
吉川 直人
日本海水学会電気透析および膜技術研究会 第10回EDIワークショップ(第31回荷電膜コロキウム) 2005/03/22

平成15年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

陰イオン交換膜における重金属の吸着現象

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本研究ではNaCl溶液中で塩化物イオン錯体を形成する各種重金属における、溶存種ごとの溶存割合を算出し、陰イオン交換膜吸着性と比較検討した。また、各重金属における吸着等温線を求め、本吸着現象を利用した高濃度Cl-溶液中からの重金属除去法を提案した。

永谷 剛、
吉川 直人
日本海水学会 第54年会 2003/06/11
2

X線回折分析による石膏水和物混合試料の定量法

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X線回折分析による3形態石膏水和物混合試料の同時定量法を検討した。
混合した二水、半水、無水和物の質量比と回折線強度比には相関があり、それぞれの形態別に関係式を導いた。その関係式を用いることにより良好な精度で形態別石膏水和物の定量が可能であった。従来法である示差熱法と比較し、測定が簡易で短時間で行え、晶析条件による石膏水和物の析出・転移挙動を検討する上で有用な方法であると考える。
中村 彰夫、
長谷川 正巳
日本海水学会 第54年会 2003/06/11
3

蛍光X線分析装置を用いる塩製品中の主要微量成分定量の可能性

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蛍光X線分析装置は元素固有の蛍光X線を検出し、その強度および波長(エネルギー)を測定することにより元素の定量および定性が可能である。また、短時間に多元素の分析を行うことができ、試料調整等の前処理も簡便である。本報告では、検出器が異なる波長分散型(WDX)およびエネルギー分散型(EDX)蛍光X線分析装置を用いて、塩製品(湿塩、乾燥塩、高純度塩)の主要微量成分の定量の可能性について検討した。その結果、成分により試料調整法を変えることで主要微量成分の定量が可能であることが示唆された。

眞壁 優美、
吉川 直人
日本海水学会 第54年会 2003/06/11
4

せんごう塩の流動性におけるモデル化の検討

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主に立方体形であるせんごう塩について、粒径分布、水分から流動性を推定するモデルを構築した。また、粒径分布、水分と流動性の関係を検討した結果、平均粒径、水分の流動性への寄与は大きく、標準偏差は小さいことが明らかとなった。

鴨志田 智之、
篠原 富男、
党 弘之
日本海水学会 第54年会 2003/06/11
5

光学式変位計を用いる粉粒体粒径の簡易測定

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光学式変位計を用いる粒径簡易測定装置の適用粒径範囲、測定精度について検討した。その結果、測定する粉粒体粒径に適合するスポット径を持つ変位計を選定することにより、平均粒径30~1200μmの粒子の平均粒径を良好な精度で測定できることが分かった。

吉川 直人、
眞壁 優美
日本海水学会 第54年会 2003/06/11
6

オンライン粒径計測技術

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種々の粒径分布測定法の概要、粒径分布表示法について述べるとともに、開発したオンライン粒径、水分測定システムを紹介した。本測定システムに使用するレーザ変位計は15万円程度であり、データ処理システムは5ライン分を共有できるため、システム導入費用は他の方法と比較してきわめて安価である。また、測定時間は約10秒と短時間であり、ベルトコンベア上を移動する粉粒体を絶えず測定することができるため、全体の把握ができる。本測定システムは粒径範囲400~1200μmのオンライン測定および30~1200μmのオフライン測定への対応実績があり、30~400μmのオンライン測定にも適用の可能性がある。測定精度は相対誤差で5%程度と高精度であり、種々の粉粒体測定への適用が期待される。

吉川 直人 (社)日本粉体工業技術協会 第32回粉体技術専門講座 2003/11/14

平成14年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

光学式変位計と赤外線水分計を用いる粉粒体粒径および水分インライン測定法

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粉粒体の移送ラインであるベルトコンベア上において、光学式変位計により測定した粉粒体層表面の変位変動から粉粒体層の表面粗さに相当する平均変位差を算出し、これを用いて粉粒体の平均粒径を算出するとともに、一方で赤外線水分計の出力値の粒径依存性を平均変位差を用いて補正することにより、水分測定精度を向上させる方法を開発した。本報告では、製塩工程において実施した工程実験結果および構築したインライン自動測定システムの概要について述べた。

吉川 直人、
眞壁 優美
粉体工学会 2002年度春期研究発表会 2002/05/22
2

海水前処理技術の開発

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密充填可能な不織布をろ材に用いた高速ろ過装置を検討した結果、ろ過流速60m/h(砂ろ過:7~10m/h)の高速ろ過が可能であることを見出した。今後は、最適条件を検討するとともに、スケールアップに関する諸元を検討し、実用化を図る。

渕脇 哲司、
麻田 拓矢
日本海水学会 第53年会 2002/06/05
3

数値計算によるイオンかん水濃縮特性値の算出

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イオン交換膜かん水の濃縮特性値を算出する場合には、これまでイオン製塩数値表が用いられてきた。この方法は特性値を表から読み取れるため簡便であるが、条件毎に区分けされ、また、補間計算が必要である。そこで本報告では濃縮特性値の演算に必要な物性値を数式化し、数値計算による濃縮特性値の算出手法を検討した。

長谷川 正巳、
正岡 功士、
加留部 智彦
日本海水学会 第53年会 2002/06/06
4

イオンかん水濃縮過程における溶解平衡と液物性

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イオンかん水の濃縮過程における各塩類の溶解平衡を検討した。その結果、CaSO4の析出はNaClの析出後、僅かに遅れて生じること、Brは通常の濃縮過程では析出しないことがわかった。また種々の物性値が各塩類濃度を説明変数とした実験式で表すことができることを報告した。

加留部 智彦、
長谷川 正巳、
正岡 功士
日本海水学会 第53年会 2002/06/06
5

塩化ナトリウム結晶成長におけるカリウム、臭化物イオンの取り込み現象(第1報)-結晶内への析出形態と取り込み機構に関する基礎的検討-

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NaCl結晶成長におけるK+、Br-イオン取り込み機構について検討した。その結果、取り込み量は結晶表面に荒れを形成する過程で多く、微結晶の付着により修復されて粒径が急激に増加する過程では少ないことがわかった。

正岡 功士、
長谷川 正巳、
加留部 智彦
日本海水学会 第53年会 2002/06/07
6

塩の溶解速度測定法の検討

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塩の溶解速度測定に撹拌法を適用することにより、比較的広い粒径範囲で溶解速度係数を一定値で測定することができた。これより溶解過程におけるシミュレーションを実施したが、推定値と実測値は良好に一致し、粒径分布が既知の試料の溶解過程あるいは溶解速度を推定できることがわかった。

鴨志田 智之、
篠原 富男、
党 弘之
日本海水学会 第53年会 2002/06/07
7

赤外多波長成分計による製塩工程試料の平均粒径、水分およびMg濃度の同時測定

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これまでに報告した平均粒径、水分測定、Mg2+濃度の同時測定法を卓上型赤外線7波長成分計に導入し、工程に適用可能な精度で測定できることを明らかにした。本方法は製塩工程の省力化に貢献できるものと考えられる。

正岡 功士、
長谷川 正巳、
加留部 智彦
日本海水学会 第53年会
8

光学式変位計と赤外線水分計を用いる塩製品粒径および水分インライン測定システムの開発

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塩製品の移送ラインであるベルトコンベア上において、塩製品の平均粒径および水分をインラインで精度よく測定することを目的として、光学式変位計と赤外線水分計を用いる測定システムを開発した。本測定システムは、光学式変位計を用いて塩層表面の変位変動を測定し、表面粗さに相当する平均変位差より平均粒径を算出すると同時に、赤外線水分計出力値の粒径依存性を補正し水分を算出するものである。本報告では、実工程における試験結果およびインライン自動測定システムの概要について述べた。

吉川 直人 日本海水学会 第53年会 2002/06/07
9

市販食用塩の品質調査

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国内で販売されている輸入食用塩の原産国は、主に中国、イタリア及びフランスであり、製法は天日塩系(非せんごう)と岩塩系(せんごうまたは非せんごう)であった。天日塩系製品は水分の範囲が広く塩化ナトリウム純度が様々で、不溶解分(土砂成分)の多いものが見られた。岩塩系製品は、塩化ナトリウム純度の高いものが多く99.5%以上の製品も見られた。また、中国産製品には、日本で食品添加物として認められていないフェロシアン化物塩が添加された製品もあった*。国産製品では,にがり分(水分、マグネシウムなど)を多く含んでいる製品が多く、塩化ナトリウム純度が90%以下の製品が多く見られた。また、不溶解分は輸入品と同様に天日塩系製品に多いものが見られ、天日塩再結晶品とイオン交換膜により海水を濃縮して製造した塩の製品には少なかった。また、微量成分については、一部の製品からヒ素やカドミウム等の重金属が検出された。
  *:フェロシアン化物は2002年8月に食品添加物として認可されました。
西村 ひとみ、
中山 由佳、
芳賀 麻衣子、
古賀 明洋、
新野 靖
日本調理科学会 平成14年度大会 2002/09/06
10

外国産食用塩の品質特性と注意すべき含有物質を分析する

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平成9年4月の塩の一部輸入自由化(専売法の廃止)以降、輸入品も含め市販塩は多種多様化した。市場の急速な変化に対して、(財)塩事業センターでは市販食用塩の品質の実態調査を行っているが、本セミナーにおいては、調査結果の中から、輸入食用塩の品質の特徴、品質上の問題点を中心に概説した。
輸入製品には、海水を天日濃縮した塩(天日塩)、岩塩鉱から採塩した塩(岩塩)、岩塩・湖塩を溶かしたかん水を煮詰めた塩などがあり、品質はさまざまである。なかには食用として安全性が懸念されるもののほか、日本では認められていない添加物が使用されているものもあった。
新野 靖 (株)日本食糧新聞社 セミナー「食用塩の品質特性と安全性の分析」 2002/09/12
11

塩中のヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩の分析

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食用塩に含まれるヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸イオン(フェロシアン化物イオン)の定量分析は、硫酸鉄(Ⅱ)溶液を加えて生成したプルシアンブルー(以降、PB)をメンブレンフィルター(ポアサイズ0.45μm,φ25mm)でろ過・分離を行い、蛍光X線によりFe強度を測定する方法またはフィルターごと溶解して吸光度を測定する方法で行うが、塩化ナトリウム存在下では水溶性PBが生成し、ろ過フィルターの水洗浄時に溶出して回収率が低下するため、十分な精度が得られないことがある。本研究では水溶性PBの生成を抑制する方法を検討した。その結果、硫酸鉄(Ⅱ)溶液に塩化鉄(Ⅲ)溶液を加えて反応させることにより、水溶性PBを生成することなく濃縮分離を行うことができ、蛍光X線法および吸光光度法のそれぞれの検量線はNaCl濃度に影響されず、R2は0.99以上と良好な直線関係が得られた。本法を用いることにより0.1mg/kgまで測定することが可能となった。

古賀 明洋、
新野 靖
(社)日本分析化学会 第51年会 2002/09/20
12

Crystal growth of sodium chloride in a supersaturated solution including bromide or potassium ions

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流動層型晶析装置におけるNaClの結晶成長の過程およびその表面でのBr-とK+イオンの析出挙動を検討した。NaCl結晶成長の観察結果から、結晶成長は2つの過程、すなわち粒径変化がほとんど無く、表面に荒れが形成される過程と、荒れの修復と微結晶の付着が顕著となり粒径が増大する過程が繰り返され、前者では両イオンの取り込みが増加することが明らかとなった。

正岡 功士、
長谷川 正巳
2002粉体技術における工業晶析国際シンポジウム 2002/11/13
13

海水利用ハンドブックの改訂-主な変更点と利用法の紹介-

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海水利用ハンドブックの改訂にあたって、主要な変更点とCD-ROM化に伴う利用法を紹介した。

長谷川 正巳 日本海水学会 第44回海水技術研修会 2003/02/20

平成13年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

塩化物イオン錯体を形成する金属イオンのイオン交換膜透過挙動

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2価陽イオン難透過処理陽イオン交換膜における銅イオン透過速度の挙動について検討を行った。低電流密度下における銅イオン透過速度については、前報のイオン透過速度モデル式を拡張し、その有用性を検討した。拡張透過速度モデル式の有用性の検討は以下の方法でおこなった。実験値よりパラメータαCu2+、αCuCl+を算出し、得られたパラメータを用い、拡張透過速度モデル式より得られた銅イオン透過速度の解析値と実験値を比較した。 結果、解析値は実験値とほぼ同様の値を示し、式の有用性が確認された。 次に、同式を用い高電流密度下における銅イオン速度の詳細な解析を行った。解析から、低供給液塩分濃度下ではCu2+の、また高供給液塩分濃度下ではCuCl+の透過速度が銅イオン透過速度に強く影響を与えていることが解った。 さらにCu2+イオン単位透過速度を算出し、Ca2+イオン単位透過速度との比較を行った。Cu2+イオン単位透過速度の電流密度、及び供給液塩分濃度の変化に対する傾向は、Ca2+イオンの傾向と非常に類似したものであった。

永谷 剛、
吉川 直人
日本海水学会 第52年会 2001/06/06
2

沈降方式によるインライン粒径分布測定装置の開発(第3報)-製塩工程への導入と活用法の検討-

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本報告では、まず、標記装置を製塩工程に導入して連続測定の検証を実施した。その結果、吸光度の測定、沈内溶液のろ過、静置からなるシーケンス制御を構築することにより、良好に連続測定ができることを確認した。次に、本装置が工程操作の省力化、合理化に寄与することを提案した。

長谷川 正巳、
正岡 功士、
加留部 智彦
日本海水学会 第52年会 2001/06/06
3

赤外吸収を利用した塩類溶液組成の測定(第3報)自動測定システムによる工程試験

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赤外ATR法を用いる製塩工程溶液の組成測定法について検討を行い、製塩工程に適用可能な塩類溶液組成自動測定システムを開発した。本報告では本自動測定システムの製塩工程における適用の問題点の把握、解消および測定精度の検証を行うために赤穂海水(株)において実施した蒸発缶缶内液組成自動測定の実工程試験の結果を示す。
6組の波数のうち校正溶液の吸収強度が希釈溶液の吸収強度の範囲から外れている2組の波数を除いた4組の波数の吸収強度を用いて作成した重回帰式を検量線として各組成測定を行った。いずれの成分についても精度良く測定可能であった。また、検量線の予測値と測定値の平均自乗誤差が同程度であることから、本測定方法自体の測定精度の限界に近い精度で成分濃度測定が可能であった。以上の結果から、工程適用における問題点は解消され、40時間トラブルなく、精度良い連続自動測定が実現できたことから、自動測定システムの信頼性を確保できたと考える。

吉川 直人、
上田 優美、
永谷 剛、
久田 知之*、
石橋 照也*
*:赤穂海水(株)
日本海水学会 第52年会 2001/06/06
4

赤外線吸光スペクトル解析による製塩工程試料の平均粒径、水分およびMg濃度の同時測定法

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粒径および付着母液を調製した塩化ナトリウム結晶の実測した平均粒径、水分およびMg濃度と赤外線吸光度の関係からこれら3項目の測定方法について検討した。その結果、各項目の寄与率が異なる6種の測定波長と、さらに別の1種の参照波長を選定することでこれらの同時測定を精度よく行えることが明らかとなった。

正岡 功士、
長谷川 正巳、
加留部 智彦
日本海水学会 第52年会 2001/06/06
5

光学式変位計を用いる塩製品粒径のインライン測定および赤外反射式水分計の補正

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塩製品の粒径、水分は品質管理上重要な因子であり、これらをインライン測定できるシステムの開発が望まれている。著者らは、表面を平滑にした塩層粗さが塩製品の粒径に依存することに着目し、移送ラインであるベルトコンベア上において光学式変位計により測定した塩層の変位を用いて平均粒径を測定する方法を開発した。また、水分管理に従来から用いられている赤外反射式水分計を用いて測定される水分値の粒径、比表面積依存性を光学式変位計により補正する方法についても開発し、これらの測定、補正法の工程への適用について検討するためダイヤソルト(株)において工程基礎試験を実施した。その結果、平均粒径の平均予測誤差は31μm、水分値の平均予測誤差は0.061%と実用上十分な精度が得られた。

吉川 直人、
上田 優美、
山田 文彦*、
小川 襲*
*:ダイヤソルト(株)
日本海水学会 第52年会 2001/06/06
6

塩中のヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩の分析

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食塩中の低含有量のヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩の分析精度を向上させることを目的に、ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸の鉄塩をMFによって分離し、測定する方法を検討した。蛍光X線によるFe強度による測定を試みたが、バラツキが大きく、定量的な測定は難しいと考えた。しかし、本方法は、ろ別後のフィルターを直接測定する簡便法であり、半定量的な測定法として活用できると考えた。
次に、鉄塩をメンブレンフィルターごと溶解・分散させ、吸光度の測定を行った。N,N-Dimethylformamideによってメンブレンフィルターを攪拌溶解させた後、10分間超音波による分散を行った。その溶液を25mlに定容し、吸光度の測定(720nm、5cmセル使用)を行った。その結果、検量線がR2=0.995と直線性が良く、RSD=6.7%と良好であり、本方法が適用できると判断した。以上の結果より、本法で100gの試料を処理することによって、従来法の1/10濃度である0.1mg/kgのヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩の定量が可能となった。

古賀 明洋、
新野 靖
日本海水学会 第52年会 2001/06/06
7

包装袋フィルム透湿度と塩の吸湿量

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包装袋設計の基礎的データを収集する目的で塩化ナトリウムおよび海塩成分の臨界相対湿度とフィルム透湿度を測定し、塩の吸湿量との関係を明らかにした。 (1)塩化ナトリウムと海塩成分混合物の臨界相対湿度は0.001mol%の低濃度から塩化ナトリウム単独よりも低い値を示し、水分の影響はMg/H2O値が高くなるほど低下する傾向を示した。 (2)低密度ポリエチレンおよび2軸延伸ポリプロピレンの水蒸気透過速度は、同一温度ではフィルム内外の水蒸気圧差に比例し、厚さに反比例した。また、水蒸気透過定数の対数は(1/T)と負の直線関係を示し、Arrhenius式で表すことができた。 (3)塩を吸湿剤としたときの水蒸気透過速度は不純物がないときには一定の値を示したが、混合物では吸湿に伴うMg/H2O値の減少とともに低下した。

党 弘之、
鴨志田 智之
日本海水学会 第52年会 2001/06/07
8

晶析プラントの実際と製品結晶粒径制御のための操作法

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晶析プラントの操作設計を主体とした研究成果について講演を行う。主要な内容は、1)晶析装置設計線図に描かれる特殊操作線の性質とその特性から考察した必要な操作について解説 2)微結晶溶解操作、種晶添加操作を対象にした実験的な検討を行い、無次元晶析装置設計線図を提案 3)ニューラルネットワークを用いた新しい晶析装置操作設計についての提案 である。

長谷川 正巳 (株)技術情報協会 セミナー「晶析操作・設計と工業化への実例」 2001/07/23
9

製塩工業晶析装置における計測・制御

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製塩工業晶析装置における計測技術について、当研究所で開発した結晶懸濁密度、缶内液組成および懸濁結晶粒径分布のインライン測定を紹介すると共に、現在結晶制御技術の開発で検討している動的粒径制御モデルの一端を紹介する。

長谷川 正巳、
吉川 直人
(社)日本粉体工業協会 平成13年度 第2回晶析分科会 2001/11/16

平成12年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

Design Method for Reasonable Operation of Industrial Crystallizer usingNeural Network Model

Masami Hasegawa, Hiroshi Ito, Kazuya Okubo 8th World Salt Symposium 2000 2000/05/07
2

Studies of analysis Method by HPLC for the Salt Additive

Akihiro Koga, Yasushi Niino, Yutaka Yoshifuji 8th World Salt Symposium 2000 2000/05/07
3

Development of Preventive Method for Caking at Freezing temperatures of Road Salt

Hiroyuki To, Kenichi Kagiwada 8th World Salt Symposium 2000 2000/05/07
4

Method for Determining the Composition of aqueous highly Concentrated Salt Mixture Solutions by Attenuated Total Reflectance-IR Spectrometory

Naohito Yoshikawa, Yumi Ueda 8th World Salt Symposium 2000 2000/05/07
5

Effect on Sodium Chloride Crystal Growth of Impurities in a ConcentratedBrine(poster presentation)

Hiroshi Ito, Masami Hasegawa 8th World Salt Symposium 2000 2000/05/07
6

沈降方式によるインライン粒径分布測定装置の開発(第2報)製塩工業晶析装置におけるインライン測定への適用

清水 泰、
長谷川 正巳、
正岡 功士
日本海水学会 第51年会 2000/06/07
7

せんごう塩の粉粒体物性

篠原 富男、
伊藤 浩士
日本海水学会 第51年会 2000/06/07
8

赤外ATR法による塩類溶液組成自動測定システム(ポスター発表)

上田 優美、
吉川 直人
日本海水学会 第51年会 2000/06/08
9

赤外吸収を利用した塩類溶液組成の測定(第3報)自動測定システムの基礎的検討

上田 優美、
吉川 直人
日本海水学会 第51年会 2000/06/09
10

赤外吸収を利用した塩類溶液組成の測定(第4報)自動測定システムの構築

上田 優美、
吉川 直人
日本海水学会 第51年会 2000/06/09
11

道路用塩の低温固結防止法の開発

党 弘之、
鍵和田 賢一
第16回寒地技術シンポジウム 2000/11/09

平成11年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

製塩環境における溶存酸素測定方法について

大久保 和也 日本海水学会 材料構造物研究会 第10回製塩装置材料ワークショップ 1999/04/21
2

市販塩の品質動向について

新野 靖 日本海水学会、西日本支部 講演と見学の集い 1999/04/23
3

高濃度塩類溶液における溶存酸素濃度の測定

大久保 和也、
川崎 春夫
日本海水学会 第50年会 1999/06/09
4

赤外線拡散反射法による塩のマグネシウムイオン含有量の簡易測定法

上田 優美、
吉川 直人
日本海水学会 第50年会 1999/06/09
5

塩の付着力測定方法の検討

伊藤 浩士、
篠原 富男
日本海水学会 第50年会 1999/06/10
6

融雪塩用防食剤の開発

党 弘之、
鍵和田 賢一
日本海水学会 第50年会 1999/06/10
7

沈降方式によるインライン粒径分布測定装置の開発(第1報)粒径分布測定データの特性と解析方法

清水 泰、
長谷川 正巳、
正岡 功士
日本海水学会 第50年会 1999/06/10
8

製塩工業における晶析技術

長谷川 正巳 (社)日本粉体技術協会 平成11年度 第1回晶析分科会 1999/07/21
9

融雪塩用防食剤の開発

党 弘之、
鍵和田 賢一
第15回寒地技術シンポジウム 1999/11/17

平成10年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

食塩中のグルタミン酸ナトリウムの分析

古賀 明洋、
新野 靖、
吉藤 豊
日本海水学会 第49年会 1998/06/11
2

高純度塩の固結機構の解析

党 弘之、
鍵和田 賢一
日本海水学会 第49年会 1998/06/11
3

包装袋による高純度塩固結防止法の開発(その2)-防湿包材と包装袋の低水分下による検討-

篠原 富男、
鍵和田 賢一
日本海水学会 第49年会 1998/06/11
4

食塩晶析における不純物の影響

伊藤 浩士、
長谷川 正巳、
村田 章
日本海水学会 第49年会 1998/06/11
5

市販塩の製品調査

新野 靖 日本海水学会 第40回海水技術研修会 1999/02/18

平成9年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

晶析装置自動化技術の開発

長谷川 正巳、
大久保 和也、
伊藤 浩士、
村田 章、
二宮 直義
日本海水学会 第48年会 1997/06/11
2

包装袋による高純度塩固結防止法の開発

篠原 富男、
鍵和田 賢一
日本海水学会 第48年会 1997/06/11
3

電子線三次元粗さ解析装置による食塩結晶表面の測定-環境条件と結晶表面変化-

党 弘之、
鍵和田 賢一
日本海水学会 第48年会 1997/06/12
4

赤外線拡散反射法による硫酸イオン含有量の簡易分析

吉川 直人、
村田 章
日本海水学会 第48年会 1997/06/12
5

塩の加熱減量の測定-塩化マグネシウム含量と補正係数の検討-

新野 靖、
吉藤 豊
日本海水学会 第48年会 1997/06/12

平成8年度

No. 題目 研究者 発表者 発表日
1

Crystal growth of NaCl in supersaturated solution with imaginary nuclei

"長谷川 正巳、豊倉 賢* *:早稲田大学" 日韓合同膜分離技術シンポジウム 1996/10/06
2

溶液測定システムの開発(測定原理と製塩工程への適用)

吉川 直人 日本海水学会 第38回海水技術研修会 1997/02/20
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