カールフィッシャー滴定による塩試料の水分定量法の検討
研究業績

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西暦年度
2016
和歴年度
平成28
題目
カールフィッシャー滴定による塩試料の水分定量法の検討
筆者
藤居 東奈、野田 寧
掲載
日本海水学会誌、70、97-101(2016)
概要

塩試料中の水分を正確に定量する方法としてカールフィッシャー滴定を検討した。これまで塩試料の水分を正確に定量する方法はなく、指標として乾燥減量や加熱減量が用いられている。カールフィッシャー滴定は、一般的な水分の定量方法であるが、塩試料がカールフィッシャー試薬に溶解しないため、水分を正確に定量できなかった。そこで、カールフィッシャー試薬への水分の抽出方法を検討した。塩試料を溶解する溶媒を検討したところ、エチレングリコール40mLとメタノール100mLの混合用溶液が最も速く溶解した。そこで、エチレングリコール40mLをメタノールが主成分であるカールフィッシャー試薬100mLに添加した混合溶液を用いることとした。試料にあわせて二種類の試料採取器を使用した。本法を実試料へ適用することで妥当性を確認し、塩試料中の水分を正確に定量することが可能となった。今後、塩試料中の水分の様々な分析方法の検討に大きく進展がみられるものと考えている。

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