赤外線成分計を用いた塩の水分、平均粒径およびマグネシウム含有量同時測定法の検討
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西暦年度
2012
和歴年度
平成24
題目
赤外線成分計を用いた塩の水分、平均粒径およびマグネシウム含有量同時測定法の検討
筆者
正岡 功士、長谷川 正巳
掲載
化学工学論文集, 38, 358-364(2012)
概要

塩の水分、平均粒径およびマグネシウム含有量の同時測定法を開発することを目的として、基礎的検討および検証試験を実施した。基礎的検討において、赤外分光光度計により取得した近赤外吸収スペクトルから各物性(水分、平均粒径およびMg含有量)値と吸光度との関係を検討した。いずれの物性が変化した場合においても、吸光度は測定した全波長範囲で変化し、各物性値の吸光度変化への寄与率は波長により異なった。各物性に起因する吸光度変化に加成性が成り立つと考えて、近赤外吸収スペクトルデータを基に複数波長の吸光度から各物性値を予測する推定式をそれぞれ作成した。そして、3つの推定式の予測精度が最も高くなる7波長の組み合わせを選定した。検証試験においては、選定した7波長を市販の赤外線成分計に適用して実用性を検証した。その結果、製塩工場で生産される製品の範囲では、粒径分布の標準偏差やMg以外の付着液成分が吸光度に与える影響はほとんどなかった。そこで、7波長の吸光度から各物性値を予測する推定式を作成したところ、製塩工場の工程管理には十分な予測精度を得た。

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