高速液体クロマトグラフ-誘導結合プラズマ質量分析装置を使用した食用塩に含まれるヒ素の形態別分析法
研究業績

論文一覧

西暦年度
2010
和歴年度
平成22
題目
高速液体クロマトグラフ-誘導結合プラズマ質量分析装置を使用した食用塩に含まれるヒ素の形態別分析法
筆者
古賀 明洋、野田 寧
掲載
日本海水学会誌, 64, 291-296(2010)
概要

食用塩に含まれるヒ素の形態を明らかにするため、HPLC/ICP-MS法の適用を検討した。溶離液の希釈や塩化ナトリウム濃度がクロマトグラムへ与える影響を検討し、無機態であるAs、Asおよび有機態であるアルセノベタインを明確に分離し、食用塩に含まれるヒ素の形態を明らかにすることができた。測定下限は、各成分とも、0.2g/100ml塩化ナトリウム溶液中で0.5μg/Lであり、塩に換算すると0.25mg/kgであった。
過去の調査でヒ素が検出された市販食用塩の分析に、本法を適用したところ、ヒ素は主に無機態のAsとして含まれていることが確認された。
一方、ヒ素化合物は、200℃以上に加熱されると、無機態のAsに変化することが確認された。これより、塩の原料にヒ素化合物が混入した場合、乾燥等の加熱工程を経ることによって、Asに変化する可能性が示唆された。

トップヘ戻る