塩中のヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩の分析
研究業績

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西暦年度
2003
和歴年度
平成15
題目
塩中のヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸塩の分析
筆者
古賀 明洋、新野 靖
掲載
日本海水学会誌, 58, 24-29(2004)
概要

食用塩中に低含有量で含まれるヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸イオン(フェロシアン化物イオン)の分析精度を向上させることを目的に、硫酸鉄(Ⅱ)溶液を加えて生成したプルシアンブルーをメンブレンフィルター(ポアサイズ0.45μm, φ25mm)でろ過・分離を行い、蛍光X線によりFe強度を測定する方法及びフィルターごと溶解して吸光度を測定する方法の適用性を検討した。
 その結果、塩化ナトリウム存在下では水溶性プルシアンブルーが生成し、ろ過フィルターの水洗浄時にプルシアンブルーが溶出して回収率が低下する現象が生じた。しかし、硫酸鉄(Ⅱ)溶液に塩化鉄(Ⅲ)溶液を加えて反応させることにより、水溶性プルシアンブルーを生成させずに濃縮分離を行い、上記の二方法で測定することが可能となった。蛍光X線法、吸光光度法によりそれぞれの検量線を作成した結果、共に塩化ナトリウム濃度の影響はなく、R2が0.99以上と良好な直線関係が得られ、本法を用いることにより、従来法で1mg/kgであった測定下限を0.1mg/kgまで下げることができた。

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