皆様に公益財団法人塩事業センター海水総合研究所が開発した研究成果をご利用していただくことを目的に、当センターが保有する特許等の知的財産権を広く公開するものです。ご興味のある技術がありましたら、ご相談ください。
No. |
特許の特徴 |
公開番号/登録番号 |
1 |
製塩用陽イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2012年8月 3日
- 発明者
- 永谷 剛、吉川 直人、大村 信彦(株式会社アストム)
- 課題
- 製塩に用いられる陽イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させ、且つ機械的強度を向上させる。
- 解決手段
- 超高分子量ポリエチレンフィルムに電離放射線を照射することにより、超高分子量ポリエチレンにラジカルを発生させた後、陽イオン交換基を導入可能な官能基を有する重合性単量体単独、又は該重合性単量体及び架橋性単量体の重合性混合物を用いてグラフト重合を行うことにより得られたことを特徴とする製塩用陽イオン交換膜。及びその製造方法。
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2008-255350/5050284 |
2 |
製塩用陰イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2012年8月 3日
- 発明者
- 永谷 剛、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陰イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させ、且つ機械的強度を向上させる。
- 解決手段
- 超高分子量ポリエチレンフィルムに電離放射線を照射することにより、超高分子量ポリエチレンにラジカルを発生させた後、陰イオン交換基を導入可能な官能基を有する重合性単量体単独、又は該重合性単量体及び架橋性単量体の重合性混合物を用いてグラフト重合を行うことにより得られることを特徴とする製塩用陰イオン交換膜。及びその製造方法。
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2008-255351/5050285 |
3 |
製塩用陽イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2012年11月 2日
- 発明者
- 永谷 剛、西井 啓(AGEC)、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陽イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させ、且つ機械的強度を向上させる。
- 解決手段
- エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体フィルムに電離放射線を照射することにより、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体にラジカルを発生させた後、陽イオン交換基を導入可能な官能基を有する重合性単量体、及び架橋性単量体を含有する重合性混合物中でグラフト重合をおこなうことにより得られた製塩用陽イオン交換膜およびその製造方法。
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2009-96821/5120541 |
4 |
陽イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2012年11月 2日
- 発明者
- 加留部 智彦、大村 信彦(株式会社アストム)、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陽イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させる。
- 解決手段
- ポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内に、スルホン酸基を導入可能な官能基を有するスチレンおよびジビニルベンゼンを含有する重合性混合物を充填して、熱重合をおこなうことにより得られるポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内にスルホン酸基を有する共重体が充填されている製塩用陽イオン交換膜。
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2009-96923/5120543 |
5 |
製塩用陽イオン交換膜及びその製造方法
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- 登録日
- 2012年11月30日
- 発明者
- 永谷 剛、吉川 直人、大村 信彦(株式会社アストム)
- 課題
- 製塩に用いられる陽イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させ、且つ機械的強度を向上させる。
- 解決手段
- 高分子フィルム基材に陽イオン交換基を結合させてなる陽イオン交換膜において、該高分子フィルム基材として、超高分子量ポリエチレンフィルムを融点付近まで加温し一部溶融させ、前記加温条件下で前記フィルムが収縮しない程度に厚み方向に加圧することにより得られるフィルムを用いることを特徴とする製塩用陽イオン交換膜、及びその製造方法。前記により処理したフィルムに、電離放射線を照射することにより、該フィルム中にラジカルを発生させ、陽イオン交換基を導入可能な官能基を有する重合性単量体単独、又は該重合性単量体及び架橋性単量体の重合性混合物を用いてグラフト重合を行うことにより得られたフィルムを用いる。
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2009-256638/5140861 |
6 |
陽イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2013年2月15日
- 発明者
- 加留部 智彦、大村 信彦(株式会社アストム)、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陽イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させる。
- 解決手段
- ポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内に、スチレンとジビニルベンゼンとを少なくとも共重合成分とした共重合体を充填して、電離放射線を照射した後、スルホン酸基を導入することを特徴とする製塩用陽イオン交換膜。前記細孔内に、スルホン酸基を導入可能な官能基を有するスチレン及びジビニルベンゼンを含有する重合性混合物を充填して、熱重合を行い、電離放射線を照射した後、スルホン酸基を導入することを特徴とする製塩用陽イオン交換膜。その製造方法。
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2009-173828/5196236 |
7 |
陰イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2013年2月15日
- 発明者
- 加留部 智彦、大村 信彦(株式会社アストム)、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陰イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させる。
- 解決手段
- ポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内に、クロロメチルスチレンとジビニルベンゼンとを少なくとも共重合成分とした共重合体を充填して、電離放射線を照射した後、第4級アンモニウム基を導入することを特徴とする製塩用陰イオン交換膜。ポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内に、第4級アンモニウム基を導入可能な官能基を有するクロロメチルスチレン及びジビニルベンゼンを含有する重合性混合物を充填して、熱重合を行い、電離放射線を照射した後、第4級アンモニウム基を導入することを特徴とする製塩用陰イオン交換膜。その膜の製造方法。
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2009-173786/5196234 |
8 |
陽イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2013年2月15日
- 発明者
- 加留部 智彦、大村 信彦(株式会社アストム)、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陽イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させる。
- 解決手段
- 電離放射線を照射することによりラジカルを発生させたポリオレフィンからなる多孔性基材に、スチレン、クロロメチルスチレン及びジビニルベンゼンの少なくともいずれかをグラフト重合した後、スルホン酸基を導入可能な官能基を有するスチレン及びジビニルベンゼンを含有する重合性混合物を充填して、熱重合を行うことにより得られたグラフトポリマーを含有するポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内に、スチレンとジビニルベンゼンとを少なくとも共重合成分とし、かつスルホン酸基を有する共重合体が充填された製塩用陽イオン交換膜。
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2009-215499/5196241 |
9 |
陰イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2013年2月15日
- 発明者
- 加留部 智彦、大村 信彦(株式会社アストム)、吉川 直人
- 課題
- 製塩に用いられる陰イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させる。
- 解決手段
- グラフトポリマーを含有するポリオレフィンからなる多孔性基材の細孔内に、クロロメチルスチレンとジビニルベンゼンとを少なくとも共重合成分とし、かつ第4級アンモニウム基を有する共重合体が充填されていることを特徴とする製塩用陰イオン交換膜。前記グラフトポリマーの枝ポリマーがスチレン、クロロメチルスチレン及びジビニルベンゼンの少なくともいずれかを重合成分とする重合体であることが好ましい。
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2009-215500/5196242 |
10 |
陰イオン交換膜およびその製造方法
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- 登録日
- 2014年7月18日
- 発明者
- 加留部 智彦、大村 信彦(株式会社アストム)、吉川 直人
- 課題
- 本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、製塩に用いられる陰イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させることを目的とするものである。
- 解決手段
- 本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリエチレン等からなる多孔性基材の細孔内に、第4級アンモニウム基を有するポリスチレン系共重合体等が充填されている陰イオン交換膜が、従来使用されている製塩用の陰イオン交換膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させることを見出した。より具体的には、超高分子量ポリエチレンからなる多孔性基材の細孔内に、クロロメチルスチレン及びジビニルベンゼン等の単量体を充填して熱重合し、得られた共重合体に第4級アンモニウム基を導入することにより得られる陰イオン交換膜が、従来使用されている製塩用の陰イオン交換膜と比較し、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させることを見出した。
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2009-144041/5579365 |
11 |
K及びMgの回収方法及び装置
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- 登録日
- 2014年9月12日
- 発明者
- 鴨志田 智之 、渕脇 哲司、長谷川 正巳
- 課題
- 濃縮海水を原料とし、そこに溶存する資源を効率的に回収するシステムについては未だ確立されていなく、改善の余地が多分にある。
本発明は、濃縮海水から効率よく、高回収率にてK及びMgを回収する方法及び装置を提供することにある。
- 解決手段
- 本発明は以下のとおりである。
1)濃縮海水を、イオン交換膜を装着した電気透析装置にて処理してK+を濃縮した画分とMg2+を濃縮した画分を得る工程、該K+を濃縮した画分を晶析処理にてKClを得る工程を有する、K及びMgの回収方法。
2)濃縮海水をアルカリ溶液にて反応晶析を行い、Mg(OH)2と分離液Aに固液分離する工程、該分離液Aを炭酸塩又は二酸化炭素にて反応晶析を行い、CaCO3と分離液Bに固液分離する工程、該分離液Bを晶析処理にてKClを得る工程を有する、K及びMgの回収方法。
3)濃縮海水を、K+を濃縮した画分とMg2+を濃縮した画分を得るための、イオン交換膜を装着した電気透析装置を含む、K及びMgの回収装置。
4)濃縮海水をアルカリ溶液にて反応晶析を行い、Mg(OH)2と分離液Aに固液分離する装置、該分離液Aを炭酸塩又は二酸化炭素にて反応晶析を行い、CaCO3と分離液Bに固液分離する装置、該分離液Bを晶析処理にてKClを得る装置を有する、K及びMgの回収装置。
本発明1)及び3)は、濃縮海水(好ましくは、全塩分濃度が5~20質量%)から効率的にK及びMgを回収するには、イオン交換膜を装着した電気透析装置、更には晶析装置、電解装置、脱臭素装置等を用いれば、効率的にK及びMgを回収できることを見出したものである。
本発明2)及び4)は、濃縮海水(好ましくは、全塩分濃度が20質量%以上)から効率的にK及びMgを回収するには、反応晶析装置、晶析装置、電解装置、脱臭素装置等を用いれば、効率的にK及びMgを回収できることを見出したものである。
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2012-213767/5611261 |
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発電及び希釈法、及び装置
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- 登録日
- 2015年7月31日
- 発明者
- 鴨志田 智之 、渕脇 哲司、長谷川 正巳
- 課題
- 現行の半透膜を利用した場合には浸透水量が少ないため、膜面積が多大になることや、大型設備の割に発電量が小さいことなどの問題点もある。
本発明は、小型の設備で大きな発電量を得ることができ、濃縮海水の希釈が容易である発電及び希釈法、及び発電及び希釈装置を提供することを課題とする。
- 解決手段
- 本発明は、以下の通りである。
1)海水Aの水を、イオン交換膜を介して濃縮海水Bに移動させて浸透圧発電を行い、かつ濃縮海水Bのイオンを、イオン交換膜を介して海水Aに移動させて濃度差発電を行うとともに、希釈海水Bを調製する、発電及び希釈工程を含む、発電及び希釈法。
2)海水Aの水を、イオン交換膜を介して濃縮海水Bに移動させて浸透圧発電を行い、かつ濃縮海水Bのイオンを、イオン交換膜を介して海水Aに移動させて濃度差発電を行うとともに、希釈海水Bを調製する、発電及び希釈部を含む、発電及び希釈装置。
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2012-217333/5770670 |
13 |
一価陰イオン選択透過性製塩用陰イオン交換膜及びその製造方法
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- 登録日
- 2014年10月10日
- 発明者
- 永谷 剛、加留部 智彦
- 課題
- 本発明は、製塩に用いられる一価陰イオン選択透過性陰イオン交換膜について、従来使用されている膜と比較し、一価陰イオン選択透過性が高く、電気抵抗を増加させずに、濃縮性能を向上させることを目的とするものである。
- 解決手段
- 本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、超高分子量ポリエチレンフィルムに電離放射線を照射することにより、超高分子量ポリエチレンにラジカルを発生させ、陰イオン交換基を導入可能な官能基を有する重合性単量体単独、又は該重合性単量体及び架橋性単量体の重合性混合物を用いてグラフト重合を行うことにより得られた、グラフト重合超高分子量ポリエチレンフィルムを、前記フィルムが有する陰イオン交換基を導入可能な官能基と2か所以上で反応可能でかつ陰イオン交換基を形成しえる化合物と反応させて、フィルムに前記化合物による架橋構造部分を有しせしめた後、さらに前記フィルムが有する陰イオン交換基を導入可能な官能基と1か所で反応可能でかつ陰イオン交換基を形成しえる化合物と反応させることにより、一価陰イオン選択透過性を付与することを特徴とする一価陰イオン選択透過性陰イオン交換膜を提供できることを見出した。
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2012-201693/5626684 |
14 |
結晶製品の製造方法及びそれに用いる分級層型晶析装置
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- 登録日
- 2015年4月17日
- 発明者
- 正岡 功士、鴨志田 智之 、長谷川 正巳
- 課題
- 微結晶数を効果的に向上させることにより上記微結晶が粗大な結晶に付着する現象を促進させることで結晶成長速度を向上させる技術が望まれているとともに新しい工業的に有用な大規模晶析方法、及び装置が望まれている。
本発明は、工業的に有用な結晶成長速度を向上させる方法、及び該方法を用いた装置を提供することを課題とする。
- 解決手段
- 本発明は、過飽和母液を生成する過飽和生成部と、育晶器と、過飽和生成部から育晶器へ過飽和母液を含む母液を移送する移送管と、を少なくとも備えた分級層型晶析装置において、前記移送管内の過飽和母液に剪断応力を与えて、該過飽和母液中に微結晶を発生させることにより、育晶器に存在する種晶に該微結晶を付着させ、結晶の成長速度を向上させることを含む、結晶製品の製造方法である。また、本発明は、前記移送管内の過飽和母液に剪断応力を与える手段を該移送管に備えた、上記結晶成長速度を向上させる方法に用いられる、分級層型晶析装置を提供する。
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2014-37331/5728773 |
15 |
結晶の凝集制御方法
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- 登録日
- 2017年9月 8日
- 発明者
- 正岡 功士、峯尾 隼人
- 課題
- 生産対象となる結晶の個別事情に応じて凝集速度を制御する。
- 解決手段
- 晶析の対象となる原料および原料を含む母液を育晶器3に供給し、育晶器3内において原料の種晶を成長させる分級層型晶析装置100において、育晶器3の底部3aの付近に母液の過飽和の状態である過飽和母液を供給し、育晶器3の底部からの高さ方向における供給位置を設定して原料を供給することにより、種晶の凝集速度を制御する。
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2015-218094/6201262 |
16 |
食用塩の製造方法
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- 登録日
- 2021年9月13日
- 発明者
- 正岡 功士、峯尾 隼人、中島 聖珠、中村 彰夫
- 課題
- 長期にわたり十分量のヨウ素含有量が維持可能であるヨウ素添加塩を製造する方法を提供する。
- 解決手段
- 食用塩である塩化ナトリウムの結晶格子を構成する原子の一部をヨウ素原子に置換する等、塩化ナトリウム結晶内にヨウ素を含有させることにより、課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
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2018-010417/6943780 |
17 |
製塩用母液の管理方法および塩の製造方法
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- 登録日
- 2022年3月28日
- 発明者
- 中島 聖珠、正岡 功士、中村 彰夫、峯尾 隼人
- 課題
- 簡易な方法で高い塩の回収率を達成し得る製塩用母液の管理方法および塩の製造方法を提供する。
- 解決手段
- 本発明の製塩用母液の管理方法は、原料海水から得られる製塩用の母液の粘度と、密度と、温度を測定し、前記母液中のカリウム濃度を推定して当該母液を管理する。
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2019-127420/7048333 |
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カリウムイオン濃縮溶液及びマグネシウムイオン濃縮溶液の分離方法、塩化カリウム含有結晶の製造方法及び塩化マグネシウム濃縮溶液の製造方法
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- 登録日
- 2022年4月 1日
- 発明者
- 邑上 泰平、 加留部 智彦
- 課題
- 高純度の塩化カリウム含有結晶が得られるカリウムイオン濃縮溶液及び高純度の塩化マグネシウム濃縮溶液が得られるマグネシウムイオン濃縮溶液の分離方法を提供する。
- 解決手段
- 製塩苦汁中のカリウムイオン及びマグネシウムイオンの比率を特定の比率にすることで、課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
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2020-049471/7051658 |