
研究業績
論文一覧
- 題名
- 製塩晶析工程における工程管理と計測技術
- 著者
- 正岡 功士
- 掲載先
- 分離技術、48、36-42 (2018)
- 概要
古来,日本では海水を濃縮するための小規模な塩田をつくり,苦心して得た濃縮海水を蒸発晶析することで塩を得てきた.現在では,この日本式塩田の代わりにイオン交換膜を用いた電気透析により海水を濃縮する独自の製塩方法(イオン交換膜法)が実用化されている.現状,食用塩の自給率は85%程度に維持されており,その大半はイオン交換膜法により生産されている.本稿では,イオン交換膜製塩法の晶析工程における工程管理とそのための計測技術を紹介する。