研究業績
論文一覧
- 題名
- 市販食用塩中の苦汁成分による味噌の品質への影響
- 著者
- 中山 由佳、眞壁 優美、谷井 潤郎
- 掲載先
- 日本海水学会誌, 62, 286-291(2008)
- 概要
苦汁成分が異なる塩で味噌を製造し、味噌の成分、微生物測定を行い、さらに味の違いについて官能評価を行った。その結果、塩の種類により、味噌のpH、色、アミノ酸およびグルコース量が異なったが、微生物挙動に差は見られなかった。官能評価は、味噌汁の塩味、香り、美味しさの強さは、苦汁成分の多い塩で評価が低かったが、味噌汁の香り、色、味の好みは、いずれも差は見られなかった。よって、塩の種類により幾つかの成分量が異なるが、味噌汁の好みにおよぼす影響は僅かであることが示唆された。