食塩は
どうやって作られているの?
原材料は『日本の海水』です
海水には、塩がイオンの状態になって溶けています。
海水中に約3%含まれている塩を取り出すために、イオンの性質を利用して、海水から濃い塩水をつくり、釜で煮つめる方法が「イオン膜・立釜法」です。
[写真協力]ナイカイ塩業株式会社
濃い塩水をつくります
イオンの性質を利用して、海水中の塩分を集めます。
プラスイオンだけを通す「陽イオン膜」とマイナスイオンだけを通す「陰イオン膜」があり、海水 の中にこの2種類の膜を交互に並べて電気を流すと、膜と膜の間にプラスイオンとマイナスイオンが集まって濃い塩水ができます。このとき、濃い塩水は海水の6倍ほどの濃度になっています。
[写真協力]ナイカイ塩業株式会社
煮詰めて結晶をつくります
濃い海水を煮詰めて、塩の結晶をつくります。
密閉した釜をつなげ、低い温度で水が蒸発するように後ろの釜ほど中の気圧を低くして、釜で蒸発した水蒸気を再利用して効率よく塩を煮詰めます。
[写真協力]ナイカイ塩業株式会社
乾燥させて食塩のできあがり
煮詰めた塩を乾燥し、サラサラにして食塩はできあがります。
塩事業センターは、こうしてできあがった食塩を、センターと契約した塩卸売会社、塩販売店を通じてお求めやすい価格で全国の皆様に安定的にお届けできるよう、つとめています。