赤外拡散反射法による塩製品の硫酸イオン含有量の簡易測定方法
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西暦年度
1997
和歴年度
平成9
題目
赤外拡散反射法による塩製品の硫酸イオン含有量の簡易測定方法
筆者
吉川 直人、佐藤 寿邦*、大矢 晴彦*  *:横浜国立大学
掲載
分析化学, 47, 577-582(1998)
概要

溶解再製製塩法で製造される高純度塩の不純物は、硫酸イオンが主体であるため、製品の硫酸イオン含有量の管理は重要である。従来より、製品の硫酸イオン含有量の管理は、イオンクロマトグラフ法により行っているが、試料の前処理が必要であり、分析時間も長いため、簡便、迅速な簡易測定法の開発が求められている。そこで、本報告では、赤外拡散反射法による硫酸イオン含有量の簡易測定法について検討した。その結果、赤外拡散反射法により測定した硫酸イオン特有のSO縮重伸縮振動のピーク強度を、試料の充てん状態,粒径及び粒径分布による光散乱度の影響に起因する1900~2090cm-1のKubelka-Munk (K-M)値の変化量及び環境温湿度の影響を絶対湿度で補正することにより、測定誤差±10mg kg-1程度、繰り返し精度4.6%で、高純度塩の硫酸イオン含有量を非破壊で簡易測定できる方法を開発した。本法は、簡易測定に十分な測定精度を持ち、測定時間も1分程度と短時間であるため、製品管理、工程管理に十分対応できると考えられる。

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