赤外反射減衰法による製塩工程溶液の硫酸イオン濃度の測定方法
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西暦年度
1997
和歴年度
平成9
題目
赤外反射減衰法による製塩工程溶液の硫酸イオン濃度の測定方法
筆者
吉川 直人、佐藤 寿邦*、大矢 晴彦*  *:横浜国立大学
掲載
分析化学, 47, 571-575(1998)
概要

日本の製塩方法の一つである溶解再製製塩法では、工程溶液中の不純物は硫酸イオンが主体であり、硫酸イオン濃度の管理が必要である。更に、製塩工程の自動化、省力化、最適化を図るためには、工程溶液の硫酸イオン濃度をインラインで迅速に測定することのできる測定法の開発が必要である。著者らは、硫酸イオンに特有のSO縮重伸縮振動に着目し、この振動バンドを用いた硫酸イオン濃度の測定法について、赤外全反射減衰(ATR)法により測定濃度領域、吸光度に対する塩分濃度と試料温度の影響についての検討を行い,工程溶液の測定を行った。その結果、本法は塩化ナトリウム飽和溶液を検量線作成用の標準溶液として用いることにより、屈折率及び試料温度の影響をほとんど受けずに高精度な硫酸イオン濃度の測定が可能であることを示した。本法は工程溶液の簡易測定及びインライン測定に十分対応できると考えられる。

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