イオン選択性電極を用いる製塩工程かん水の組成測定法
研究業績

論文一覧

西暦年度
1997
和歴年度
平成9
題目
イオン選択性電極を用いる製塩工程かん水の組成測定法
筆者
吉川 直人
掲載
分析化学, 46, 633-638(1997)
概要

日本の製塩工場の海水濃縮工程で、イオン交換膜電気透析法により生産されるかん水の濃度、組成比は電気透析槽の運転条件、イオン交換膜の性能等により変化するため、組成管理は重要である.更に、海水濃縮工程の自動化、省力化、最適化のためには、かん水組成をインラインで測定できる溶液組成測定法の開発が必要である。そこで、著者は測定対象イオン選択性電極の電極電位を、かん水組成範囲で溶液のイオン強度と直線関係にある塩化物イオン選択性電極の電極電位で補正し、測定溶液を無希釈でイオン強度調整剤を添加することなく組成測定できる方法を考案した。そして、かん水相当溶液を用いて、pHの影響、電位こう配、測定温度の影響について検討するとともに測定法の検証実験を行った結果、溶液のpHを8~10に調整するだけで直接測定が可能であった。このため、本測定法はインライン測定に対応できるとともに、ほかの溶液組成の測定にも応用できると考えられる。

トップヘ戻る