海外市販食用塩の品質調査
研究業績

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西暦年度
2015
和歴年度
平成27
題目
海外市販食用塩の品質調査
筆者
藤居 東奈、西村 ひとみ、野田 寧
掲載
日本調理科学会誌, 48, 58-67(2015)
概要

本調査では、2000年~2012年の間に収集した89点の海外市販食用塩の品質調査を行った。
成分については、日本国内で生産された商品と比較して塩化ナトリウム純度が高かった.このことは、過去の国内市販食用塩の品質調査における傾向と一致した。添加物使用商品では塩化カリウムを使用した低ナトリウム塩において、塩化ナトリウムと塩化カリウムの割合が様々であった。微量成分は、海水由来の成分が見られた他に、土砂や工程材料等から混入したと推測される成分が見られた。
安全性の指標となる食用塩に関するCODEX規格で定められている基準の上限値を超えた商品が3点見られた。
商品情報から、全体の73%(65点)の商品で添加物が使用されていた。固結防止剤は、日本国内の市販食用塩と比較して多くの種類が使用されていた。また、栄養強化剤等として日本で認められていないヨウ素、フッ化物が添加された商品も見られた。ドイツ、オーストラリア、オランダ、ポーランド、台湾、カナダでは、自国で生産した商品だけでなく、輸入商品も見られた。
 以上より、海外市販食用塩は、塩化ナトリウム純度や添加物が国内市販食用塩とは異なる傾向にあることが示唆された。

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