海水・塩湖かん水からの資源回収において鍵となる分離技術
研究業績

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西暦年度
2013
和歴年度
平成25
題目
海水・塩湖かん水からの資源回収において鍵となる分離技術
筆者
長谷川 正巳
掲載
分離技術, 43, 258-261(2013)
概要

RO濃縮海水とは、海水からRO膜を使って淡水を分離した後に残る濃縮海水のことで、このRO濃縮海水から資源回収をしようというのが海水総合利用技術である。具体的にはZDD(Zero Discharge Desalination)システムを基本とし、逆浸透膜ろ過(RO)+イオン交換膜電気透析(ED)で構成される。しかし、このシステムではNaClの過剰生産が予想されるため、ZDDシステムを適用した海水総合利用技術の導入は難しいのではないかと考えられる。そこで、淡水を循環することでNaClの過剰生産を抑える方法を取り入れることも視野に入れている。また、RO濃縮海水は浸透圧というエネルギーを持ち、ED濃縮海水は膜電位というエネルギーを持つ。これらのエネルギーを取り出すことが可能となればROもEDも蓄電池としての機能を持つことになる。このような新たな視点から塩水の処理を考えるべく、浸透圧発電および濃度差発電の開発にも着手した。

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