イオン交換膜法かん水の濃縮過程における溶液物性推定モデルの検討
研究業績

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西暦年度
2010
和歴年度
平成22
題目
イオン交換膜法かん水の濃縮過程における溶液物性推定モデルの検討
筆者
正岡 功士、加留部 智彦、中村 彰夫
掲載
日本海水学会誌, 64, 343-352(2010)
概要

イオン交換膜製塩法のかん水、その濃縮液に相当する溶液の、密度、粘度、電気伝導率および屈折率と、組成の関係について検討し、これらの溶液物性の推定モデルを構築した。いずれの溶液物性値の場合も、溶液物性値は濃縮の指標であるマグネシウムイオン濃度の増加とともに変化し、その挙動は未飽和領域、塩化ナトリウム析出領域および塩化カリウム析出領域ごとに異なった。また、マグネシウムイオン濃度と各溶液物性値との関係は溶液の温度とかん水の塩化ナトリウム純度(純塩率)の影響を受けた。純塩率,温度およびマグネシウムイオン濃度を説明変数とすることにより、各溶液物性値の推定モデルを作成した。本モデルを用いれば、温度50~90℃、純塩率87~93%、マグネシウムイオン濃度5.7%以下の範囲において、イオン交換膜製塩法のかん水、その濃縮液の各溶液物性を精度よく推定できることが示唆された。

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