イミノ二酢酸キレートディスク予備濃縮/プラズマ発光分光分析法による塩中の微量金属の定量
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西暦年度
2003
和歴年度
平成15
題目
イミノ二酢酸キレートディスク予備濃縮/プラズマ発光分光分析法による塩中の微量金属の定量
筆者
新野 靖、古賀 明洋
掲載
日本海水学会誌, 58, 85-92(2004)
概要

塩中の微量金属元素(Al,Cd,Co,Cu,Fe,Mn,Mo,Ni,Pb,Ti, V,Znの12元素)をイミノ二酢酸キレートディスクで濃縮し、硝酸で溶離して ICP-AES法で定量する条件を検討し、得られた条件で市販食用塩中の微量金属元素を定量した。その結果、12元素を水溶液中から同時回収できる処理条件はpH4.5であったが、この条件下では塩中のマトリックス成分(NaCl,Ca,Mg)の影響を受け、回収率が低下する元素(Cd,Mn,Pb)があった。これらの元素はpH8.8で処理することによりマトリックス成分の影響を受けずに濃縮が可能であった。本法の定量下限は、塩試料50gを処理した場合、感度が低いAl,Pbを除いて5μg/kgであり、また、2μg添加試料を繰返し処理した時の変動係数は5%以下と良好であった。本試験で得られた測定条件を用いて市販食用塩中の微量金属元素を測定した結果、多くの元素の定量が可能となり、異なるpH(4.5,8.8)で定量した元素(Cu,Ni,Fe,Ti,Zn)の定量値はよく一致し、また、高濃度の元素は、ICP-AESによる直接分析結果とよく一致した。

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