塩化ナトリウム結晶成長における不純物の影響
研究業績

論文一覧

西暦年度
2002
和歴年度
平成14
題目
塩化ナトリウム結晶成長における不純物の影響
筆者
長谷川 正巳、正岡 功士
掲載
日本海水学会誌, 56, 346-349(2002)
概要

イオン交換膜透析法かん水中の主要不純物である塩化マグネシウム、塩化カルシウムおよび塩化カリウムの塩化ナトリウム結晶成長への影響を検討した。

1)結晶が成長を開始するまでの誘導時間はいずれの不純物存在下でも過飽和度に対し指数関数で良好に相関され、塩化マグネシウム、塩化カルシウム存在下では指数はこれら不純物濃度に関係なく一定値を示した。
2)塩化カリウム存在下での誘導時間も過飽和度に対して指数関数で相関されるが、指数はカリウム濃度が高くなる程小さくなった。またカリウムイオンの取り込みは結晶成長過程で結晶表面の荒れが形成されるときに増大し、粒径が増加しながら表面が修復される過程では減少することがわかった。
3)不純物存在下では結晶成長速度係数が小さくなり結晶の成長が抑制されるが、これは不純物が結晶表面の荒れの形成および微結晶の付着を阻害するためと考えられた。
トップヘ戻る