投稿論文

平成17年度投稿論文

題目 研究者 発表先
1 第5回若手の集いを終えて 正岡 功士 日本海水学会誌 59(4)、p228(2005)
2 母液組成による製品結晶品質への影響
-結晶成長速度と結晶品質との関係-
長谷川 正巳、
正岡 功士
ソルトサイエンス研究財団平成16年度助成研究報告集
3 イオン交換膜の高性能化による製塩コスト低減効果に関するシミュレーション 吉川 直人 日本海水学会誌 59(4)、p273(2005)
4 各種製塩プロセスの製塩コスト比較に関するシミュレーション 吉川 直人、
奥山 邦人*
*:横浜国立大
日本海水学会誌 59(4)、p282(2005)
5 母液組成による製品結晶品質への影響
-結晶成長速度と結晶品質との関係-
長谷川 正巳、
正岡 功士
そるえんす
6 オーストラリア塩田の概況 野田 寧 ソーダと塩素 2005,11・12 Vol.56、p237

投稿論文概要

No.1
題目 第5回若手の集いを終えて
投稿者 正岡 功士
投稿先 日本海水学会誌 59(4)、p228(2005)
概要
平成17年6月1日に開催された、日本海水学会第5回若手の集いについてその概要と、感想を纏めた。
No.2
題目 母液組成による製品結晶品質への影響-結晶成長速度と結晶品質との関係
投稿者 長谷川 正巳、正岡 功士
投稿先 ソルトサイエンス研究財団平成16年度助成研究報告集
概要
撹拌槽型連続晶析装置を用い、結晶成長速度と結晶品質との関係を検討した結果、次の知見が得られた。
(1)
 結晶形状は、操作因子に影響されることなく、粒径が小さい場合には立方体で、粒径が大きくなるにしたがって凝集、磨耗が観察され、角が取れて球状となった。
(2)
 液泡量は結晶成長速度が増加すると減少した。
(3)
 カリウムおよび臭化物イオン取込量は僅かに増加する傾向を示した。ただし、凝集現象が生じ易くなると取込量の変化は小さかった。また、立方晶では取込量は粒径とともに減少し、球状では逆に増加した。
(4)
 立方晶においても結晶形状を崩さない程度の凝集現象、すなわち微結晶の付着現象が結晶成長に寄与していることと、磨耗が生じる環境では凝集しにくいことを仮定すると、微結晶の付着現象は取込量を抑制し、付着が抑制されると取込量は増加すると考えられた。
No.3
題目 イオン交換膜の高性能化による製塩コスト低減効果に関するシミュレーション
投稿者 吉川 直人
投稿先 日本海水学会誌 59(4)、p273(2005)
概要
イオン交換膜製塩プロセスにおけるイオン交換膜の電気抵抗の低減による製塩コスト低減効果についてシミュレーションにより検討した。シミュレーションは電気透析槽と4重効用の蒸発缶による製塩プロセスを用い、エネルギーコスト、設備コストの和を製塩コストとして算出した。その結果、イオン交換膜の電気抵抗を50%低減することにより、エネルギーコストは2.5%、設備コストは5.6%、製塩コストは8.1%低減されることが分かった。製塩コストの低減効果は決して大きくはなかったが、膜の耐久性向上による設備コスト低減の可能性もあり、イオン交換膜の高性能化は製塩コストを低減していく上での一つの柱であると考える。
No.4
題目 各種製塩プロセスの製塩コスト比較に関するシミュレーション
投稿者 吉川 直人、奥山 邦人 *   *:横浜国立大
投稿先 日本海水学会誌 59(4)、p282(2005)
概要
現状技術で実現可能な蒸発法(多重効用法、蒸気圧縮法およびこれらの組み合わせ)によるシミュレーションを実施し、イオン交換膜製塩法と比較することにより、製塩コスト低減の可能性について検討した。その結果、製塩コストはイオン交換膜製塩法と比較して多重効用法において1.63倍、蒸気圧縮法において2.62倍、多重効用法と蒸気圧縮法の組み合わせにおいて1.60倍となり、蒸発法だけを用いる製塩プロセスによるコスト低減は難しいことが確認された。このため、現状の製塩プロセスであるイオン交換膜製塩法を基本とした改善によりコスト低減を図ることが重要であると考える。
No.5
題目 母液組成による製品結晶品質への影響-結晶成長速度と結晶品質との関係-
投稿者 長谷川 正巳、正岡 功士
投稿先 そるえんす
概要
連続晶析実験をより広い成長速度範囲で実施し、結晶成長速度と結晶品質との関係を検討した。その結果、取込量は結晶成長速度の増加とともに微増し、さらに凝集、磨耗現象による影響が認められた。これらのことから微結晶の付着現象が取込を抑制していることが示唆された。