研究報告
平成13年度研究報告
海水総合研究所 研究報告 第3号(2001)
| № | 題目 | 研究者 | 掲載頁 |
|---|---|---|---|
| 1 | 製塩工程における高濃度電解質水溶液の溶存酸素測定 | 大久保 和也* *:現在、日本たばこ産業(株) |
P2 |
| 2 | 高純度塩の固結防止機構(第1報)-包装袋の低水分化及び防湿包装による固結防止- | 篠原 富男、 鍵和田 賢一、 党 弘之、 益子 公男 |
P8 |
| 3 | フェロシアン塩添加による道路用塩の固結防止 | 小橋 憲輔、 党 弘之、 新野 靖、 雅楽川 伸*、 鍵和田 賢一、 篠原 富男、 益子 公男 *:現在、日本たばこ産業(株) |
P18 |
| 4 | 光学式変位計を用いる塩製品粒径インライン測定の可能性について | 吉川 直人、 眞壁 優美 |
P23 |
| 5 | 製塩環境への電気防食システム適用可能性の検討 | 雅楽川 伸*、 大久保 和也* *:現在、日本たばこ産業(株) |
P28 |
研究報告要旨
| No.1 | |
| 題目 | 製塩工程における高濃度電解質水溶液の溶存酸素測定 |
| 筆者 | 大久保 和也* *:現在、日本たばこ産業(株) |
| 掲載頁 | P2 |
| 投稿先 | 日本海水学会誌 54(2)、p111(2000) |
| 要旨 | 製塩工程で使用されるかん水や母液等の混合電解質溶液の溶存酸素濃度を25~90℃の範囲でWinkler法により測定を行った。純水及び塩田かん水組成における溶存酸素濃度測定値は文献値と一致した。 また、25、50、90℃の各温度において塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化カリウムそれぞれの水溶液における溶存酸素濃度測定結果から塩類効果係数を求めた。得られた塩類効果係数と混合電解質水溶液中の各電解質中のイオン強度より混合電解質水溶液中の溶存酸素濃度を推定し、測定値と良好な相関を得た。 以上の結果から、製塩工程で使用される混合電解質水溶液の溶存酸素濃度の推定が可能と考えられる。 |
| No.2 | |
| 題目 | 高純度塩の固結防止機構(第1報)-包装袋の低水分化及び防湿包装による固結防止- |
| 筆者 | 篠原 富男、鍵和田 賢一、党 弘之、益子 公男 |
| 掲載頁 | P8 |
| 要旨 | 高純度塩の固結防止のため、乾燥処理により低水分化したクラフト紙を内層、防湿包装材料を外層とした構成の包装袋を開発し、各種の環境蔵置試験により固結防止の効果と作用について解析し、以下の結果を得た。
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| No.3 | |
| 題目 | フェロシアン塩添加による道路用塩の固結防止 |
| 筆者 | 小橋 憲輔、党 弘之、新野 靖、雅楽川 伸*、鍵和田 賢一、篠原 富男、益子 公男 *:現在、日本たばこ産業(株) |
| 掲載頁 | P18 |
| 要旨 | フェロシアン化物は固結防止剤の中で最も効果の大きいものの一つである。欧米諸国では食品添加物として許可されているが、日本では安全性が確認されていないという理由で許可されていない。ここでは道路用に限定して粉砕塩を対象に、フェロシアン化ナトリウム(Yellow Prussiate of SodaよりYPSと称す)の添加による固結防止効果を示し、塩中での分解は確認されなかった。しかし、光により分解され常温でも遊離シアン化物イオンを生成することが確認され、環境への影響が懸念された。 |
| No.4 | |
| 題目 | 光学式変位計を用いる塩製品粒径インライン測定の可能性について |
| 筆者 | 吉川 直人、眞壁 優美 |
| 掲載頁 | P23 |
| 要旨 | 光学式変位計を用いる塩製品粒径のインライン測定の可能性について4種類のレーザー変位センサを用いて検討した。その結果、拡散反射方式のレーザ変位センサで測定した塩層表面の平均変位差と平均粒径との間には良好な直線関係が見られ、粒径測定の可能性が示唆された。本法は赤外線水分計出力値の粒径依存性補正にも適用できると考えられる。 |
| No.5 | |
| 題目 | 製塩環境への電気防食システム適用可能性の検討 |
| 筆者 | 雅楽川 伸*、大久保 和也* *:現在、日本たばこ産業(株) |
| 掲載頁 | P28 |
| 要旨 | 電気防食システムの製塩プラントへの適用の可否、効果および実機適用上の問題点を調査するため、製塩工場の蒸発缶を用いて各種の金属材料について実施し、製塩コスト削減に有効な方法として適用可能なことが示唆された。 |

