塩風土記

赤穂市立民俗資料館

赤穂市立民俗資料館は、明治41年に建てられた現存する日本最古の塩務局を利用した資料館だ。
淡い白緑色の外壁と黒い屋根瓦が印象的な木造洋館で、イオニア式の柱頭装飾、アーチ型のハンマービーム、踊り場の大きな窓等、建物自体が既に貴重な民俗資料であり、昭和61年には兵庫県より重要有形文化財の指定を受けている。
内部には、主に明治から昭和初期にかけての民具類が展示されている。これらは実際に赤穂で使われてきたもの市内各所から集めたものだという。
食生活用具のコーナーには、モノクロの写真でしか見たことのないような調理器具が並び、商家の番台風にしつらえられた畳敷きの小部屋には、そろばんから初期の計算機、古いレジスター等が並ぶ。
蓄音機や手回しの電話、巨大な映写機、昔のブリキの看板等、どれも派手ではないがしっかりと生活を支えてきた美しさを感じさせる展示物ばかりだ。
二階には趣を変え、戦時中の資料が展示されている。出征時の激励の旗や、何種類もの軍服、装備の数々。屋外の展示場には大きな大八車や菜種油絞り機、桜麦(押し麦)機など、めったに見ることのない農耕生産用具などが所狭しと展示されている。

民俗資料館2階

昭和初期の光景などレトロ好みの方にはぜひお勧めしたい、ゆっくりと時間をとって細部までみて回りたい資料館だ。
年に一度、建物の風情を生かしたサロンコンサートが開催されている。他にも年に数回、さまざまな趣向を凝らした企画展が開催され、夏には子供向けの参加型イベントも行われている。






■利用案内■

開館時間午前9時30分から午後5時(入館は4時30分まで)
休館日火曜日(ただし祝日と重なった場合はその翌日)
年末年始(12月28日から1月4日)
入館料大人(高校生以上)…100円、中・小学生…50円
団体・身体障害者割引有
(特別展の開催中は別に入館料を定めることがあります)
所在地兵庫県赤穂市加里屋805の2
TEL:0791-42-1361
URLhttp://www2.memenet.or.jp/~akoharm/minzoku/index.htm

※最新の情報は直接お問い合わせください。


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