Salt Guide

食の原点、安全性

ご承知のとおり、食の安全を守る食品衛生法は、「飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止」することを目的とするものですが、すべての食品について安全衛生基準が設定されている訳ではありません。
塩のように毎日必ず摂取しなければならない食品では安全性が第一。特に、塩が原則自由に製造、輸入できるようになりましたので、商品を選択する上で安全性ということが益々重要なものとなってきました。

塩事業センターでは、主な食用塩の成分を調査し、日本調理科学会誌(Vol.32 No.2 1999)に公表しました。その中には、有害元素が検出されたり、食用塩の国際規格案*)を満たさないものもありました。


また、ごみ焼却場のような廃棄物を処理する過程で化学反応によって生成される塩もありますが、これらには有害物質が混入している可能性がありますから食用には使えません。
このような状況を受け、我が国における主な製塩企業で構成される(社)日本塩工業会では、安全な塩の安定的な供給が図られるよう「食用塩についての安全衛生に関するガイドライン」を定めています。
いろいろな塩が市販されていますが、誇大なキャッチフレーズに惑わされず、表示を確認するなどして、安心して使える塩を選びたいものです。

  国際規格案 食塩(塩事業センター) 市販塩の例
A B
水銀(Hg) 0.1mg/kg以下 0 0 0
砒素(As) 0.5 mg/kg以下 0 0.05 0
カドミウム(Cd) 0.5mg/kg以下 0 0 0
鉛(Pb) 2mg/kg以下 0 0.8 0
鉛(Pb) 2mg/kg以下 0 0 2.2